福岡の伝統織物に包まれて過ごす宿泊プラン
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年02月21日公開

エリア:アジア  > 日本  > 福岡 / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣(かすり)「久留米絣(くるめがすり)」と「博多織」を客室で着て見て楽しめる宿泊体験プロジェクトが開始した。このプロジェクトは、福岡市と福岡県広川町観光協会、そして地元企業が協力して「サステナブルな伝統織物の魅力」を伝えていくことを目的としている。

今回のプランの宿泊先は福岡市博多区にある都市型リフレッシュホテル「ホテルグレートモーニング博多」。ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファーが置かれ、久留米絣で仕立てられた制服を羽織ったスタフが出迎える。ホテルに一歩入った瞬間から伝統織物ならではのサステナブルな魅力を実感する。客室には伝統織物の歴史本が置かれ、ベッドには創業125周年を迎える野村織物製の特注久留米絣の布団カバーを用意し、夏は涼しく冬は暖かい綿織物の特徴を体感できる。

久留米絣(くるめがすり)とは
筑後地方に伝わる綿織物・久留米絣。無地が一般的であった約200年前、農家の娘の偶然の発見により生み出された、優しい風合いの柄を織物に浮かび上がらせる技法。綿糸を先に染めてから織ることで、微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となる。また、「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」と共に日本三大絣のひとつとして知られ、福岡の夏の風物詩、博多山笠の法被(はっぴ)にも使われる。

博多織とは
770年以上もの歴史を持つ博多織。中国の王朝・宋から博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツ。多くの経糸に緯糸を強く打ち込むことで、厚く張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴。1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が幕府への献上品にも選んだ特別な織物。現在でもその歴史から「献上柄」と呼ばれる伝統的な柄が博多織、ひいては博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われている。

プラン概要 福岡の伝統織物に包まれ癒される「久留米絣なステイ」
宿泊施設: ホテルグレートモーニング博多(福岡市博多区店屋町6-3)
電  話: 092-272-1414
予約開始: 2022年2月14日~
宿泊料金: 12,000円~
予  約: https://hotelgreatmorning.com
プロジェクト協力:福岡市経済観光文化局 観光コンベンション部 観光産業課、福岡県広川町観光協会、野村織物有限会社、ホテルグレートモーニング博多、FUTAEDA株式会社

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