オランダにある「マウリッツハウス」の200周年記念イベント
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年02月17日公開

エリア:ヨーロッパ  > オランダ / ジャンル:イベント・フェスティバル , 

オランダの黄金時代を代表するフェルメールやレンブラントなどの珠玉の作品を所蔵する、ハーグの町の中心にある「マウリッツハウス王立美術館」。2022年が美術館としてオープンしてから200年の記念の節目となることから、年間を通して行われる特別展やイベントを発表した。

2022年2月17日に開幕する「花の特別展 イン・フル・ブルーム」では1600年から1725年に描かれた美しい花の静物画を展示。美術館の建物の外観も花束で飾られる。2022年夏は写真家によるマウリッツハウスのコレクションや建物からインスピレーションを得た特別展を開催する。また、同時にハーグ市内の各所でストリート・アーティスト達による壁画の制作が行われる。特別記念本「Pen Meets Paint」では、200名の作家達がマウリッツハウスに着想を得た小品集を寄稿。最後の特別展はニューヨークのフリックコレクションとのコラボレーションによる17世紀オランダ絵画の特別展になる。

「花の絵画展イン・フル・ブルーム」
2022年2月17日〜6月1日
マウリッツハウス所蔵のヤン・ブリューゲル、アンブロシウス・ボッサール、ヤン・ダービッズ・デヘーム、レイチェル・ロイシュなどの作品に加え、世界各国の美術館からこの特別展のために30点余りの珠玉の花の名作が揃う。この特別展ではこのジャンルで活躍した女性画家達にも焦点を当てる。

「フラッシュバック」
2022年6月1日〜10月16日
200周年記念イベントの夏のテーマは写真。マウリッツハウスの常設展コレクションと現代写真芸術とのコラボレーションした特別展を開催。有名写真家や若き才能あふれる写真家がマウリッツハウスのコレクションと建物にインスパイアされた写真作品を出品する。美術館の16の展示室全てに1作品ずつ展示される予定。

「マウリッツハウスのミューラル」
春期〜夏期
マウリッツハウスとハーグ市との共同プロジェクトとして、町全体がストリートアートミュージアムのように生まれ変わる。ハーグ市内の各所に巨大なミューラル(壁画)を制作。マウリッツハウスのコレクションを基に国内外の有名ストリートアーティストが驚くような場所に作品を描く。

「ハロー・フェルメール!」
2022年7月9日〜8月28日
3歳から11歳までの子供達とその家族が美術館のアクティビティを通じてフェルメールの事を学ぶことができる展覧会。フェルメールが使った絵の具とは?光と影をどのように操ったか?ワークショップを通じて17世紀のオランダ絵画の巨匠フェルメールを身近に感じるイベント。

「ザ・フリック・コレクション」
2022年9月29日〜2023年1月15日
200周年記念イベント最後の特別展は、ニューヨークのフリックコレクションから貸し出される10作品を含む展覧会。ハイライトは1658年に制作されたレンブラントの自画像。

情報提供:MARKT
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