歴史ある台湾のコーヒー
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年01月 5日公開

エリア:アジア  > 台湾 / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

台湾のコーヒー生産の歴史は古く、1600年代のオランダ統治時代にコーヒー豆が持ち込まれ、1895年からの日本統治時代に総督府が栽培を奨励し、生産が広まった。コーヒー栽培にとって高温は適さないため、台湾のコーヒー農園の多くは山地や高原に位置している。成熟した豆を手摘みで収穫するため、より厳選された品質の良いコーヒー豆を収穫することができ、台湾のコーヒーはプレミアムコーヒーとして海外でも評価されている。台湾コーヒーの歴史をもっと知りたい人はこちらから。https://www.taiwancoffee.tw/artical02.html

昨年9月から10月にかけて、台湾農業委員會水土保持局が主催で台湾のコーヒーを親しんでもらうためのイベントを開催し、台湾の厳選された13のコーヒー農園の味を提供した。国際的なコーヒー関連団体であるCQI(Coffee Quality Institute、コーヒー品質協会)の最高得点を取得した「嵩岳(ソンユエ)咖啡莊園」(雲林県)や、数々の受賞歴を持ち「阿里山の珈琲王子」と呼ばれる方政倫氏をオーナーとする「樂野鄒築園(ゾウジュエユン)」(嘉義県)など、多様な農園が含まれていた。南国の果実を思わせるフルーティーなコーヒーから、オーク樽で3か月間発酵させブランデーのような濃厚な香りと味わいを実現させたコーヒーまで、個性豊かな台湾コーヒーが提供され、雲林古杭の「古峰(グーフォン)咖啡莊園」や嘉義梅山の「富摩(フーモー)咖啡莊園」をはじめとする5つの農園のコーヒー豆は日本で初めての展開となった。

イベント期間中に台湾コーヒーを提供した全国40店舗の店は「初めての珈琲」公式サイトで紹介しているが、現在も台湾コーヒーが飲めるかわからないので問い合わせしてみると良い。https://www.taiwancoffee.tw/store.html

昨年のイベントを記念して、映画「初めての珈琲〜第一杯咖啡〜」が制作された。台湾のコーヒー作りのこだわり、日本との歴史的な関わり、台湾コーヒー農園の昔と今を軸に、日台の人々の交流を描いている。この映画はYouTubeで鑑賞することができる。https://www.youtube.com/watch?v=eNqWAkjIkiE

1枚目のイメージ画像:arifarcaによるPixabayからの画像

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