日本最古の浦嶋伝説が残る「浦嶋神社」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年11月11日公開

エリア:アジア  > 日本  > 京都 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

浦嶋神社は、平安時代初期の天長2年(825)8月7日に創祀され、古代より丹波、丹後、但馬をはじめ、遠方からの多くの方々の崇敬者の手によって今日まで維持され、親しまれてきた。浦島太郎を筒河大明神として祭っており、境内の資料室には玉手箱をはじめ、浦嶋明神絵巻など、浦嶋伝説ゆかりの宝物を展示している。平成26年4月25日には国の登録有形文化財に指定され、この地方を代表する貴重な建造物となった。

浦嶋神社は創祀以後、33年毎に屋根の葺き替え、66年毎にお社の建て替えが行われてきた。現在の建物は、明治17年の御遷宮により建て替えられ、それぞれの時代の厚い信仰により受け継がれている。御遷宮は明治以降行われず、長い年月の経過と共に傷みが大変激しくなり、そのうえ、平成16年(2004)10月の台風による倒木により御社殿が傾き、全体としても歪みが生じるなど、解体修理の必要に迫られている。浦嶋神社創祀1200年祭記念事業奉賛会は、令和7(2025)年浦嶋神社が創祀され1200年という記念すべき節目に、浦嶋神社本殿の解体修理を計画している。

しかし、地域の氏子数の激減や信仰心の薄れからか、現在の寄付金総額は伊根町内外を含め京都府の補助金など含めて約3,000万円と大変厳しい状況。このため、当初1億4,000万円と試算していた改修事業を必要最小限まで抑えるよう見直し、7,000万円程度まで圧縮できたが、それでもなお地域に重く圧し掛かっている状況。

神社は明治時代の建築であり、国の登録有形文化財に指定されているが、国指定の重要文化財ではなく、僅かな京都府と伊根町の補助金があるのみ。そのため、クラウドファンディングを実施し寄付金を募る。
詳細・CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/projects/view/486110

浦嶋神社
〒626-0403 京都府与謝郡伊根町字本庄浜141(社務所)


交通アクセス:
車の場合:京都縦貫自動車道天橋立与謝I,CからR178号で約40分
鉄道/バスの場合:京都丹後鉄道 宮津駅or天橋立駅から丹後海陸交通路線バス(丹海バス)【蒲入】又は【経ヶ岬】行きに乗り「浦嶋神社前」で下車徒歩3分


(一社)京都府北部地域連携都市圏振興社 伊根地域本部

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