ハワイを代表するラグジュリーホテル「ハレクラニ」が大規模リニューアルを経て10月1日再オープン
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年08月30日公開

エリア:ハワイ  > ハワイ州(米国)  > オアフ島 / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

ハワイを代表するラグジュアリーホテル「ハレクラニ(Halekulani)」が2020年9月から開始した大規模なリニューアルプロジェクトを経て、2021年10月1日(金)に再オープンする。

ハレクラニは1984年の開業以降、何度かリニューアルを行ってきたが、今回は開業後初の全館営業休止を伴う大規模リニューアルプロジェクト。「天国にふさわしい館」の名の下、1世紀以上にわたるハレクラニの歴史を後世に繋げるため、建物の主要設備類の更新や基本性能の維持向上、パブリックスペースの刷新やスイートルームを含むすべての客室のリニューアルを行った。

リニューアルでは、歴史ある建物の外観を残しながら、正面エントランスとゲートハウスの装いを一新。館内に咲く植物は、ハワイの自然美を活かした新しい造園コンセプトを導入し、独自の景観を創り出している。

客室は、ハレクラニの伝統である「seven shades of white – 7色の白」のデザイン哲学を継承し、より快適な滞在を演出するため、室内装飾品や家具は使いやすさを重視し、ヨーロッパ、ハワイ、アジアの文化を繊細に融合させたデザインを施している。ハワイアンミュージックの生演奏とフラが楽しめる人気レストラン「House Without A Key」では、ハレクラニの象徴のひとつである樹齢130年を超えるキアヴェツリーや、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドまでを一望できるようにエントランスを再設計した。新設される屋外バーやガラス張りのオープンキッチンは、モダンな家具で設えて11月下旬の営業を予定している。

ハレクラニのルーツは1881年、ルワーズ伯爵夫妻が漁師達をもてなしたビーチハウスに遡る。心のこもったもてなしを受けた漁師達がこのビーチハウスをハワイ語で「ハレクラニ」、つまり「天国にふさわしい館」と呼んだところからこの名が付けられた。その後1917年にノースショアのホテル経営者、キンバル夫妻がこのビーチハウスを取得しホテルを開業した。

1932年、農園にある大邸宅をモチーフにした「ルワーズハウス」(現在の「メインビルディング」)が、C.W.ディッキーの設計により建設された。このメインビルディングは当時を伝える唯一の建物として現存する。三井不動産が1981年に当時木造2階建てのワイキキビーチ屈指の名門ホテル旧ハレクラニを取得。その後約2年間の工事期間を経て、地上16階建て、客室456室(現在453室)のラグジュアリーホテル「ハレクラニ」が1984年3月に開業した。

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