アートと生き物たちが融合する新感覚水族館「átoa(アトア)」が神戸に誕生
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年08月20日公開

エリア:アジア  > 日本  > 兵庫 / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

神戸・新港突堤西地区(神戸市中央区)に都市型・劇場型アクアリウム「átoa(アトア)」が2021年10月29日に誕生する。すでに関西圏にはいくつもの水族館施設があるが、átoa(アトア)はそれらとは一線を画す、アートと生物展示が融合した新感覚の水族館。

施設名「átoa(アトア)」は、Aquariumu(水族館) to(と) Art(アート)が掛け合わさった造語。その名の通り、デジタルアートや舞台芸術を駆使したアート空間の中に約100種類3,000点もの生き物が共存する。

神戸市が位置する六甲の地は100万年前以上の遥か昔、大地の隆起と水の浸食により形成されたと言われていることから、átoa(アトア)が収容される施設・神戸ポートミュージアム(KPM)は、六甲の地形の成り立ちを表現したアート作品のような外観なのである。

館内は計8つものゾーンに分かれており、各ゾーンのテーマに沿った展示と空間演出が施されている。入場口で来館者を待っているのが「CAVE-はじまりの洞窟」。鏡面加工を施した壁面と床面に魚群型の照明が乱反射し、万華鏡の洞窟を歩いているかのような錯覚に陥りながら奥へ奥へと入っていく。

幻想的な洞窟を抜けると海中世界を体現した「MARIN NOTE-生命のゆらぎ」が広がる。空間全体を覆うウェーブ照明と潮の香が漂う演出、さらには円柱型の水槽にトラフザメやチンアナゴなどの海の生き物が展示され、まるで海中を浮遊しているかのような感覚を楽しむことができる。

2階の展示の目玉のもう一つが「EREMENTS-精霊の森」。霧が立ち込める樹海の森、おとぎ話の世界に入り込んだかのような世界で、淡水魚やアルダブラゾウガメなどのは虫類、水族館では珍しいウッドチャックなどの可愛い生き物とも出会うことができる。

3階では劇場型アクアリウムを楽しめる2つのゾーン、日本の風光明媚な和の世界を表現するゾーン「MIYABI」と宇宙空間や深海の世界を体現している「PLANETS」がある。

4階は屋外展示とカフェを併設。「SKYSHORE 空辺の庭」では、開放的な空の下でフンボルトペンギンやコツメカワウソなどの可愛い海獣類たちとの出会いに心が癒される。

<átoa(アトア)>
所在地: 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
開業日: 2021年10月29日
開 館: 10時―21時/年中無休
敷 地: 5,600m2
水 槽: 59基
展 示: 生物 約100種3000点、アート約50点
公式サイト: https://atoa-kobe.jp

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