名称も新たに4月に再開業した「長野県立美術館」作品と展覧会
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年04月12日公開

エリア:アジア  > 日本  > 長野 / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

全面改築のため3年半の休館を経て、名称も新たに「長野県立美術館」が4月10日に再開業した。ランドスケープ・ミュージアムを象徴する屋外常設展示《霧の彫刻 #47610-Dynamic Earth Series Ⅰ-》(中谷芙二子)をはじめ、開館後に見られるオープニングを飾る4つの展示作品を紹介する。

常設展示
世界を舞台に活躍を続けているアーティスト・中谷芙二子《霧の彫刻 #47610 -Dynamic Earth Series Ⅰ-》。信州の山々を遠景に時間によって、また天候によって違った表情を魅せる幻想的な作品。

4月24日(土)には、田中泯による「場踊り」を開催予定。新生長野県立美術館の《霧の彫刻》の前で立ち現れる「場」と「身体」が交差する瞬間。

新県立美術館の完成にあたり、美術館という施設の本質に関わる、公開と保存・修復・復元をめぐるさまざまな問題について考える展覧会。今回の展覧会では、バーミヤンやキジル、敦煌などの石窟寺院から法隆寺金堂の釈迦三尊像に至るまで、仏教東漸の跡を記す「スーパークローン文化財」を展示。

会 期: 2021年4月10日 (土) - 2021年6月6日 (日)
観覧料: 一般 1,400円、大学生 1,200円、高校生以下無料

新美術館みんなのアートプロジェクト ふれてみて
視覚以外の感覚も使った鑑賞が可能な作品を展示する「ラボ(実験室)」として、誰でも立ち寄れる新たな発見が生まれる場。「新美術館みんなのアートプロジェクト」では、金箱淳一、中ハシ克シゲ、西村陽平、光島貴之という4名の作家に「ア-トラボ」のためのオリジナル作品の制作を依頼し、触れて感じるアート作品を紹介。

会 期: 2021年4月10日 (土) - 2021年8月15日 (日)
観覧料: 無料
会 場: コレクション展示室・アートラボ(2階)

新美術館みんなのアートプロジェクト Something there is that doesn’t love a wall―榊原澄人×ユーフラテス

「新美術館みんなのアートプロジェクト」(映像)の企画として、榊原澄人《イイヅナアナクロニクル》(仮題)とユーフラテス《1本の線》(同)の上映展示。

会 期: 2021年4月10日 (土) - 2021年8月15日 (日)
観覧料: 無料
会 場: 交流スペース

美術館のある街・記憶・風景 日常記憶地図で見る50年

現代作家による公開制作や県内で開催されている地域密着型のアートプロジェクトの紹介。初回は、善光寺周辺の歴史ある街やこの地域に暮らす人々、日常生活や個人的な場所にまつわる記憶についてインタビューし、その土地の特性や歴史を見出すことを試みるメソッド「日常記憶地図」を各地で展開するサトウアヤコを迎える。

会 期: 2021年4月10日 (土) - 2021年6月27日 (日)
観覧料: 無料
会 場: オープンギャラリー(1階「交流スペース」の西側)

長野県立美術館
https://nagano.art.museum

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