【編集部推薦映画】現代社会の問題に切り込む、希望の涙が溢れる人生再建の物語
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年03月19日公開

エリア:ヨーロッパ  > アイルランド / ジャンル:サービス・商品情報 , 

『マンマ・ミーア!』の監督や『女王陛下のお気に入り』製作陣が贈る、希望の涙が溢れる人生再建の物語『サンドラの小さな家』が2021年4月2日(金)より全国公開される。

ごく普通のひとりの女性が、周囲の人々と助け合いながら、愛する二人の娘との安住の場所を求めて、自らの手で小さな家を建てる決断をする。この物語は、アイルランドを舞台にシングルマザーの貧困、家庭内暴力、住宅問題などの現代社会にはびこる問題に鋭く斬り込み、かつ希望の物語として瑞々しく描き出している。

この物語で描かれているのは、アイルランドで昔から伝わる「メハル(皆が集まって助け合い、結果自分も助けられる)」の精神。人は決して一人では生きていけない。しかし、寄り添い、助け合うことで成し遂げられることもある。また、この作品ではサンドラが助けられるばかりでなく、家作りに参加した人たちそれぞれが癒され、助けられていく。物語の中には、自分で家を建てる着想の元になったケルトの聖人「ブリジットの物語」等、舞台となったアイルランドのモチーフも多数登場する。

この映画を制作するにわたり、プロデューサーとクリエイティブチームの男女比を均等にすることにこだわったという。制作のシャロン・ホーガンは「目指したのは、女性が語る女性の物語だった。力強く希望に満ちた話ですが、私たちが今日生きている世界が舞台の物語です」と語っている。

〔STORY〕
シングルマザーのサンドラ(クレア・ダン)は、2人の幼い子どもたちと共に、虐待をする夫のもとから逃げ出すが、公営住宅には長い順番待ち、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せない。ある日、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつく。サンドラは自分で家を建てる設計図をインターネットで見つけ、清掃人として働いている家のペギー(ハリエット・ウォルター)や建設業者のエイド(コンリース・ヒル)など、思いがけない人々の協力を得て、家の建設に取り掛かる。束縛の強い元夫の妨害にあいながらも、サンドラは自分の人生を再建するために力を尽くしていく。

『サンドラの小さな家』
公開日:4月2日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
原 題:herself(97分)2020年アイルランド・イギリス
監 督:フィリダ・ロイド『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
共同脚本:クレア・ダン、マルコム・キャンベル『リチャードの秘密』
出 演:クレア・ダン、ハリエット・ウォルター、コンリース・ヒルほか
配 給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/herself/


©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020

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