眠らない街といえば、かつてはニューヨークを指した代名詞だけれど、夜もフル回転している街は近年ほかにも登場するようになりました。ブラジルの経済中心地サンパウロも、そんな街のひとつ。チープなものから妖艶なものまで種類豊富に揃ったサンパの夜遊びの舞台は、多種多様な人と文化を包括するこの街の姿を鮮やかに映し出しています。

Rua Augusta（アウグスタ通り）


この街の最も穏やかな表情からアングラな雰囲気漂う一面へと案内してくれるのはアウグスタ通り。一方に見られるのは建築家デュオ、ワインフェルド＆コーガンが手がけた見事なホテル「ファザーノ・サンパウロ（Fasano São Paulo）」。ここのラウンジバーや、イタリアンレストラン「Baretto」は共にカクテルアワーをセンス良く楽しめる空間。近所にはグルメなフードメニューも評判の「Numero」、レストランだけどカクテルシーンも人気の「Ritz」など、都会派パウリスターノたちが訪れるスポットも豊富。パウリスタ通りを越えた先は、旧風俗街バイショ・アウグスタ地区。インテリアに古いネオンを利用した「Bar Volt」は、過ぎた時代へのオマージュ。また、レトロ・テイストの「Caos」や精肉屋をテーマにした「Z Carniceria」といったコンセプトバー、「Mono」「LAB Club」をはじめとする“バラーダ”（クラブ）のフロアは、平日の夜でさえヒートアップ。室内温度も気分も“アツく”盛り上がる“インフェルニーニョ”です。ブラジルの若いエネルギーを体感したいなら、アートイベント集団Voodoohopの本拠地となっている「Bar do Netão」も顔を出す価値あり。

Avenida Paulista（パウリスタ通り）


AvenidaBrigadeiro Faria Lima（ブリガデイロ・ファリア・リマ通り）

AvenidaBrigadeiro Luís Antônio（ブリガデイロ・ルイス・アントニオ通り）

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