イタリア・ナポリ地方の伝統焼き菓子スフォリアテッラ
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年04月28日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア  > ナポリ / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

デパートの地下街の期間限定の出店で美味しそうなお菓子を発見した。舌をかみそうな名前のお菓子は「スフォリアテッラ(sfogliatella)」または「スフォッリャテッラ」と呼ばれている。

話を聞くと、それはイタリアのナポリ地方の伝統焼き菓子とのこと。その名称はイタリア語で“ひだを何枚も重ねた”という意味を持つ。この伝統焼き菓子は、ナポリから50キロほど南に下った小さな港町のあるアマルフィ地方の修道院が発祥であるとの説がある。

スフォリアテッラは、貝殻をかたどったひだが何層もあるパイ状の生地の中にリコッタチーズ、カスタードクリームやアーモンドクリームなどを入れ、オーブンで焼き上げる。パリパリとした非常に硬い焼き上がりとなるが、なんとも美味しい。この出店では、伝統的な味のほかにピスタチオ、チョコレート、リンゴ、あまおう、マロンなど数種類があったが、どれも美味しく、特にエスプレッソとの相性が抜群のデザートだった。数年前にテレビのバラエティ番組でも紹介されて人気も定着しているようだ。

もうひとつ、ナポリで有名なドルチェといえば「ババ」。こちらはフワフワの生地にしっとりしみたラム酒が効いた大人の味のデザート。しかし、食感がまったく異なる2つのナポリのデザートは本当に美味しい。

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