マニラの城壁都市イントラムロスを「持続可能な創造的都市遺産地区」に認定
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[リスヴェル編集部]2020年03月25日公開

エリア:アジア  > フィリピン  > マニラ / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

フィリピン政府観光省は、持続可能な観光産業を目的として、フィリピンの首都マニラに位置する城壁都市イントラムロス地区を「持続可能な創造的都市遺産地区」に認定した。

イントラムロスとは?
マニラ中心部の北西に位置するイントラムロス地区は、16世紀にスペイン人たちによって建てられたマニラ最古の地区で、当時建設された世界遺産のサン・アグスティン教会が現存しているスペイン時代の影響が保たれるマニラ唯一の地区。川を渡った北側にはチャイナタウン、南側にはフィリピン独立運動の英雄ホセ・リザールを祀るリザール公園がある。マニラMRT1号線セントラル・ターミナル駅から徒歩25分、自転車タクシーで15分程。

この地区にあるスターバックスも19世紀まで使われていた軍の保管庫を改装して造られており、レトロで味わい深い雰囲気。

イントラムロスは、主に修道会、礼拝堂、大聖堂など10の宗教関係施設、9つの教育学校と、その他飲食店などで構成されている。特に有名な施設はフィリピンカトリック教会の総本山マニラ大聖堂、世界遺産に登録されているサン・アグスティン教会、宗教的芸術作品の宝庫サン・アグスティン美術館、かつてマニラ地域の軍事防衛の拠点であったサンチャゴ要塞である。各施設は隣接しており徒歩5~10分で移動できる。

1593年に建てられた「サンチャゴ要塞」は、スペインの航海士兼知事ミゲル・ロペス・デ・レガスピがフィリピンの新しい都市マニラのために建てた城塞。防衛要塞は、イントラムロスと呼ばれるマニラの城壁都市の構造の一部で、イギリスやアメリカの軍司令部、太平洋戦争中には日本憲兵隊の本部が置かれていた。太平洋戦争末期に破壊されたものの、その後改修・整備され、今では緑豊かな公園として利用されている。史跡は午前8時から午後11時まで、入場料は大人75ペソ(約162円)、子供と学生の50ペソ(約108円)。

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