フィリピンの食文化
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年02月14日公開

エリア:アジア  > フィリピン / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

フィリピン観光省のニュースレターでフィリピン料理の特徴を紹介していた。とても興味深かったので、まだフィリピン料理に馴染みのない人向けに紹介する。

フィリピン料理の特徴とは?
フィリピンは、日本と同様に四方を海に囲まれ、7000以上もの島を領有する島国であることから自然と地域の多様性に恵まれ、数多くのフィリピン料理のメニューが創られてきた。また、中国やインド、その他東南アジアの近隣諸国に加え、スペインやアメリカ、日本との貿易や植民地化によってもたらされた食文化がある。

フィリピン料理は、“リナムナム”(うま味)と呼ばれる深く複雑な味わいがある。フィリピン人が、料理の風味と香り、その美味しさを説明する際にリナムナムをよく使う。リナムナムの重要な側面は、酢と酸っぱい果物や野菜によってもたらされる酸味と、甘さと塩味の組み合わせによってもたらされるピリッとした味の割合で、多彩な味わいを持つフィリピン料理の特徴でもある。

お薦めフィリピン料理
アドボ(Adobo):フィリピンの代表的な家庭料理。肉を酸味の効かせた調味液に漬け込んでから調理。酢の効果で肉が軟らかくなると同時に一緒に入れるニンニクや醤油、ナンプラーの風味がよく染みこんでご飯に合う。

シニガン(Sinigang):酸味の元であるタマリンド(東南アジアを中心に栽培されている果物)を用いたスープ。

シシグ(Sisig):豚の頬や耳などを味付けし、焼いてかき混ぜて食べる。目玉焼きやご飯と一緒に盛りつけされていることが一般的だが、食べ歩き用にパンにはさんで売っている店もある。

ハロハロ(Halo Halo):日本でも馴染みのあるデザート。本場フィリピンでは、かき氷とミルクをベースとして、果物、甘く煮た豆や芋類、アイスクリーム、ゼリー、ナタデココ、タピオカ、ココナツ、プリンなどが使わる。

エンサイマダ(Ensaymada):スペイン生まれのお菓子。マーガリン、細切りにしたチーズ・グラニュー糖をふわふわのブリオッシュ生地にトッピングしたもの。

フィリピン観光省が選ぶ話題のレストラン

Toyo Eatery
フィリピンの伝統料理をモダンにアレンジ
2019年版「アジアのベストレストラン50」にランクイン
https://www.facebook.com/toyoeatery/

Manam
フィリピンの創作料理が楽しめる行列の絶えないお店
名物はスイカとビーフのシニガン
https://momentgroup.ph/brands/show/manam

Aracama
メニューが豊富で伝統的なスタイルとアレンジした料理を楽しめる
http://www.aracamamanila.com

Casa Roces
マラカニアン宮殿の向かいにあるレストラン
1900年代前半に建てられた古い民家でスパニッシュとフィリピン料理を堪能
https://www.facebook.com/casarocesph

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