ベルギーで4年に一度の花と緑の祭典「ゲント・フロラリア」
期間:2020年5月1日から 2020年5月10日まで
[リスヴェル編集部]2020年03月13日公開

エリア:ヨーロッパ  > ベルギー  > ゲント / ジャンル:イベント・フェスティバル , 自然 , 

南東に位置するブリュッセルから電車で30分、北東に位置するアントウェルペンに次ぐベルギー第3の都市ゲント。中世の雰囲気を色濃く残し、周辺は様々な花が栽培される生産地があるため“花の都市”という異名を持つ。

そのゲントで、4年に一度開催される花の博覧会「ゲント・フロラリア」が2020年5月1日から5月10日までの期間に開催される。1808年より開催されており、200年以上の歴史を持つ花の祭典。ゲント周辺で栽培されたアゼリア、シャクナゲ、ボタンなど50万株以上の花や植物が展示され、イベント期間中は国内外から30万人以上の入場者が集まる。

ゲント・フロラリアの歴史
ベゴニアの産地として知られるゲント周辺の園芸家たちが1809年に屋内でフラワーショーを開催し、これを主催した団体は「王立園芸協会」を設立。2つの世界大戦による中断を挟みながら、回を重ねるごとに規模を拡大し、ベルギーを代表する花のイベントになった。

2020年のゲント・フロラリアのテーマは「My Paradise, My Worldly Garden《私の楽園、この世の庭園》」。テクノロジーが飛躍する現代、迅速なコミュニケーションや変化が求められる社会で、人々は平和と静けさ、自分にとっての楽園を求めている。緑あふれる自宅のリビング、都会の中の緑、自然がある公園など、あらゆる身近な自然なものが楽園になりえる。ゲント・フロラリアは、現代人にとっての「新しいエデンの園」を提案する。

展示スペースは約1.5ヘクタール、見学ルート全長が約1.5km。2020年は画家ヤン・ファン・エイクの記念の年であるため、ファン・エイク兄弟作の祭壇画「神秘の子羊」に描かれた72の草花を紹介するエリアも登場。

ゲント・フロラリア2020 (Floraliën Gent 2020)
開催日時: 2020年5月1日~10日
午前8時~午後6時(5月8日のみ午後8時まで実施)
入場料金: 大人一般 オンライン購入22ユーロ、当日券27ユーロ
チケット販売(英語):https://www.floralien2020.be
会  場: シタデル公園のゲント国際会議場(Gent ICC)
      ゲント・シント・ピータース駅から徒歩10分、ゲント美術館から徒歩4分
Floralienhal and Het Kuipke, Van Rysselberghedreef 2 b 1, Citadelpark, 9000 Gent
公式サイト(英語):https://www.floralien2020.be


写真:© Karin Borghouts

【お問い合わせ】

risvel facebook