- 2024.12.13
英国のラグジュアリー・クルーズ・ライン「キュナード」は、今年、客船クイーン・エリザベスでアラスカ・クルーズを25年ぶりに再開したが、2020年のアラスカ・クルーズでは、大規模な氷河で壮大な景観を誇る世界遺産のグレイシャー・ベイに寄港すると発表した。
アラスカ・クルーズの再開を記念し、クイーン・エリザベスは西海岸の母港であるバンクーバーで出港式を行った。クイーン・エリザベスは、2019年にはバンクーバー発着10泊11日のクルーズ4本、2020年には10本のクルーズを予定している。ちなみに、2020年にグレイシャー・ベイとハバード・グレイシャーの両方に寄港するバンクーバー発着10泊11日、11泊12日のクルーズを予定しているのはキュナードのみ。
グレイシャー・ベイ国立公園は、1992年に世界自然遺産に登録された。雪をかぶった高山からグレイシャー湾に降りてくる氷河は、世界で最も壮大な氷と氷山が織りなす風景のひとつを創造する。湾の最も有名な氷河は、おそらく幅約3 km、高さ約80 mのミューア氷河 (Muir Glacier)である。グレイシャー湾全域は1750年まで氷河に覆われていた。(出典:ウィキペディア)
2019年5月から6月就航のプログラムの好評を受けて、キュナードは2020年のアラスカ・クルーズのプログラムを2倍に増やし、6月から9月のフルシーズンで就航する予定。クルーズはすべてバンクーバー発着で、9泊から12泊のクルーズに加えて、7月4日のアメリカ独立記念日の宿泊を含むサンフランシスコへ向かうスペシャルクルーズを1本予定している。すべてのクルーズはケチカン、ビクトリア、ジュノー、スキャグウェイなどの寄港地で丸1日滞在するゆったりしたスケジュール。
アラスカ・クルーズでは、文化遺産ガイドと共にアラスカの自然や文化を学ぶ体験を提供しているほか、海水や海の癒しのエネルギーを取り入れたトリートメントや自然をヒントにしたキュナード独自の瞑想プログラム、日没後はアラスカの雄大な景色を背景にクイーンズ・ルームで行われるテーマを設けたイベント「アイス・ホワイト・ボール」なども提供している。