【編集部推薦映画】エリート教師と問題だらけの生徒の交流をユーモアたっぷりに描く感動作
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2019年03月26日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス / ジャンル:サービス・商品情報 , 

国語教師と劣等感を持つ生徒たちが教育の力で自信を取り戻す成長物語『12か月の未来図』が2019年4月6日(土)より岩波ホールをはじめ、全国で公開される。

映画の舞台はフランス。フランスで今、大きな社会問題となっているのは移民の子供たちが直面する学力低下と教育の不平等である。オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル監督は、リアルな教育現場を描くために、中学校に2年間通い、500名の生徒と40名の教師と共に学校生活を送りながらこの映画を完成させた。入念な取材の結果、教育問題という難しいテーマを扱いながら、トラブルだらけの生徒たちと堅物な国語教師フランソワの交流と成長がリアルに描かれる感動作に仕上がっている。

フランソワを演じるのは、フランスが誇る劇団「コメディ・フランセーズ」の正座員のドゥニ・ポダリデスで、舞台俳優や演出家として活躍している名優。一方、問題のある生徒役の子供たちはみな演技初体験であるところが興味深い。また、エンディングで流れるのは、1968年にポール・マッカートニーが当時18歳だったメリー・ホプキンをプロデュースした曲「悲しき天使(Those Were the Days)」だ。日本でも森山良子や由紀さおりがカバーしている。

ものがたり
フランスが誇る名門アンリ4世高校の教師フランソワはある日突然、パリ郊外の教育困難中学に送り込まれる。いわゆる“生粋のフランス人”を相手にしてきたフランソワにとって、移民など様々なルーツを持つ生徒たちの名前を読み上げるのも一苦労。カルチャーショックに打ちのめされながらも、ベテラン教師の意地で問題児たちと格闘していく。そんな中、お調子者のセドゥが遠足で訪れたベルサイユ宮殿でトラブルを起こし退学処分になってしまう。フランソワはこれまで感じたことのなかった使命感から、彼の未来を守るための戦いに挑む・・・。

『12か月の未来図』 原題 Les Grand Esprits 英題 The Teacher 107分
公開日: 4月6日(土)より岩波ホールほか、全国ロードショー
出 演: ドゥニ・ポダリデス「最初の人間」(12)、レア・ドリュッケール「ジュリアン」(19)
監督脚本:オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル
配 給: アルバトロス・フィルム
公式サイト:http://12months-miraizu.com/

©ATELIER DE PRODUCTION - SOMBRERO FILMS -FRANCE 3 CINEMA – 2017

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