フィンランドの幻想的なクリスマスの聖ルチア祭とクリスマスマーケット
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2018年12月10日公開

エリア:ヨーロッパ  > フィンランド / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

来年2019年は日本とフィンランドが外交関係樹立100周年を迎える記念の年になる。フィンランド政府観光局によると、12月になるとフィンランド人たちは「ピックヨウル」と呼ばれるクリスマスパーティーを開き、友達や同僚たちとホリデーシーズンを祝う。

クリスマスはフィンランド人にとって家族で集まる大切な時間。クリスマスイブには、お昼からヨウル(クリスマス)サウナに入り、その後にはクリスマスハム、ルタバガ(カブの一種)やニンジンのキャセロール、星形がかわいいクリスマス・パイ、ジンジャークッキー、グロッギと呼ばれるホットワインなどのスペシャルディナーを楽しむ。そしてお楽しみのクリスマスプレゼントタイム。一年を締めくくるフィンランドのクリスマスをちょっと紹介!

ヘルシンキの公式クリスマスストリート、アレクサンテリンカトゥのライトアップは、戦後の大変な時期に希望の光を灯すものとして1949年に始まった。元老院広場で開催されるヘルシンキ・クリスマス・マーケットは、ヘルシンキで一番歴史が長いクリスマスマーケット。100軒以上の美しい手作りギフトやクリスマスオーナメント、地産の魚や肉、総菜などを売る店が並び、サンタクロースが毎日やってくる。広場の真ん中には子供たちが無料で楽しめるメリーゴーランドが設置され、和やかな雰囲気を演出する。フィンランドらしく広場には、特設のクリスマス・サウナも設置される。

ヘルシンキ・クリスマス・マーケット(Tuomaan markkinat)
開催日:2018年12月1日〜12月22日
場 所:元老院広場
詳 細:http://tuomaanmarkkinat.fi/english-svenska/
クリスマーケットのサウナ
開催日:2018年12月1日〜12月22日(水・木・金 15:00-20:00、土・日 14:00–19:00)
利用料:5ユーロ(タオル代含む)
詳 細:https://tuomaanmarkkinat.fi/christmas-sauna/

クリスマスの時期にフィンランドで行われる大きなイベント「聖ルチア祭」。スウェーデンから伝わったお祭りだが、毎年ヘルシンキ大聖堂では大きなセレモニーとパレードが行われる。聖ルチアは、キリスト教が迫害されていた時代に貧しい人々に全財産をつぎこみ施しを与えたことを罰せられ処刑された。

キリスト教が伝承される前の北欧諸国では、この時期は冬至の祝祭「光の祭り」が執り行われていた。聖ルチアもラテン語で「光の聖人」という意味であることから、二つの異なる背景を持つお祭りが結びついた北欧ならではの祝い事である。

ルチア祭では毎年大聖堂で17時に少女が一人選ばれ、頭にキャンドルの冠をかぶり白い衣を着てルチアに扮して聖ルチアの歌を歌う。ルチアの後を精霊として美しい少女たちが後に続き、大聖堂からの階段を降りて街をパレードする。

聖ルチア祭
開催日:2018年12月13日(パレードは18:00頃から元老院広場より開始)
場 所:ヘルシンキ大聖堂、元老院広場、アレクサンテリンカトゥ、マンネル ヘイミンティエ、エテラ・エスプラナーディ、マーケット広場
詳 細: https://www.myhelsinki.fi/en/see-and-do/events/lucia-parade-2018

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