- 2024.10.04
100年以上引き継がれる中秋節の中国の伝統的な祭り「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス」(舞火龍)が10月3日から10月6日まで香港島の大坑(タイハン)地区で開催される。
大坑は元来、農民や漁民が住む小さな客家(ハッカ)の集落だったが、19世紀に疫病が大流行し、多くの住民が亡くなった。その後、「中秋節の間、ファイヤー・ドラゴン・ダンスを踊って爆竹を鳴らせば、疫病を追い払える」という仏陀から村の長老にお告げがあり、村人がその通りにすると、爆竹と線香による硫黄のおかげで疫病がなくなったと伝えられている。
それ以降、大坑の住人は中秋節に3日間健康と村の繁栄を祈ってファイヤー・ドラゴン・ダンスを踊るようになった。ファイヤー・ドラゴンは、全長が約67メートルあり、ドラゴンの身体には藁と線香が取り付けられた32個の節を持つ。パーツの総重量は100キロを超え、頭だけでも48キロ。現在の大坑地区は、村ではなく、人気レストランや高級アパートのあるオシャレな地域に変貌しているが、浣紗街(Wun Sha Street)を練り歩くファイヤー・ドラゴン・ダンスの伝統は代々引き継がれている。また、この舞は、香港の無形文化遺産リストの重要項目に挙げられ、2011年にはナショナルリストに登録された。
「伝統の香港〜ファイヤー・ドラゴン・ダンス特別席鑑賞+添好運の飲茶ディナー」
予約サイト: https://www.veltra.com/jp/asia/hongkong/hgk/a/150797
大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス2017
開催日時: 2017年10月3日(火)〜10月6日(金) 20:15 – 22:30
ウェブサイト: http://www.DiscoverHongKong.com/jp/see-do/culture-heritage/living-culture/tai-hang-fire-dragon-dance.jsp
特別ショー: 2017年10月4日(木) 22:45pm – 23:45pm
銅鑼湾(Causeway Bay)、ヴィクトリア・パーク、サッカー場
※ 浣紗街(Wun Sha Street)で行われるファイヤー・ドラゴン・ダンスは、ヴィクトリア・パーク内の会場で行われる。