フランス中部に位置するロワール渓谷は、「フランスの庭」と呼ばれ、多くの城館や庭園が点在しています。日本人がイメージする「おフランスのお城」があちこち建っている、すごい地域です。
それらのすごいお城たちは文化的遺産として、シュリー＝シュル＝ロワールSully-sur-LoireとシャロンヌChalonnes間の約200kmが世界遺産に登録されています。200km・・・東京から静岡よりも、大阪から名古屋よりも、さらに長い距離が世界遺産、すごい地域です。

現在はロワール渓谷の世界遺産の一部に含まれていますが、それに先立つこと19年、先に単独で世界遺産に登録されたのはロワール渓谷の古城のうち最大のシャンボール城。有名な二重らせん階段はルネサンスの天才レオナルド・ダ・ヴィンチの設計といわれています。フランス・ルネサンス建築の傑作で、パリと同じくらいの大きさの広大な森を背景に佇む白い城館は圧倒的な存在感。ロワールの古城といえばシャンボール城というほど日本人観光客にも人気です。

フランスでヴェルサイユ宮殿の次に多くの観光客が訪れるお城は、シュノンソー城。シェール川をまたぐように建てられた優美な姿と、お城の持ち主が女性だったことから、「貴婦人の城」の名がある気品あふれるお城です。その美しさゆえか、フランス国王アンリ2世が愛妾ディアヌ・ド・ポワティエにこのお城をプレゼントしたのですが、王妃カトリーヌ・ド・メディシスが王の死後に取り返したというヒストリーがあります。戦闘用ではなく宮廷文化が花開いた貴族の邸宅としてのお城ですが、その裏には女の戦いがあったのですね。今日ではカトリーヌ庭園とディアーヌ庭園という2人の名がついた見事な庭園も見ることができます。

シャンボール城とシュノンソー城、両方とも行きます！
［みゅう］プチ旅 フランス ロワールの古城とモン・サン・ミッシェル2日間
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