港と世界遺産に囲まれた新しい音楽複合施設のコンサート予約開始
期間:2016年6月20日から
[リスヴェル編集部]2016年06月20日公開

エリア:ヨーロッパ  > ドイツ  > ハンブルク / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

ドイツのハンブルクに新しい音楽関連のランドマークが生まれるのはあと半年先の事だが、現地時間6月20日午前10時より2016〜2017年シーズンの各コンサートチケットの予約受付が開始される。

ガラスに覆われた斬新な外観「エルプフィルハーモニー・ハンブルク(以下、エルフィ)」は、ハンブルクの港とユネスコ世界遺産に登録された運河沿いの歴史的倉庫街シュパイヒャーシュタットの間に建設中で、音楽ホールやホテルなどを含む複合施設として2017年1月11日にグランドオープンを迎える。エルフィは、世界的に有名なスイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計し、2つの音楽ホールには世界で活躍する音響設計家の豊田泰久氏が携わっている。

こけら落としコンサートは、トマス・ヘンゲルブロック氏の指揮、NDR(北ドイツ放送)エルプフィルハーモニー・オーケストラにより、オープン当日と翌日の2日間行われ、その後5カ月間にわたりクラシック音楽だけでなく、現代音楽やジャズ、ワールドミュージックなども含む数々の音楽イベントが繰り広げられる。

プログラムはハンブルクの音楽界を担う主要団体の協力の基に、エルフィ独自のプログラムに加え、NDRエルプフィルハーモニー・オーケストラ、アンサンブル・レゾナンツ、ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク交響楽団などが参画している。

エルフィは「Concert Hall for Everyone」のコンセプトの基に、すべての人に開かれたコンサートホールを目指す。幅広い層の人に興味を持ってもらえるように、多種多様な音楽ジャンルを網羅した質の高い、誰でも楽しめるプログラムを用意している。オープンからの6カ月間、リサイタルホールで100回、グランドホール(大ホール)で200回を超えるコンサートを予定。オープニングシーズンだけで延べ45万枚用意されるチケットは手軽な価格で、気軽に一流の音楽を体験できる。

エルプフィルハーモニー・ハンブルクの公式サイト(英語)
https://www.elbphilharmonie.de/en/

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