フランスの偉大なる田舎 美食とワインのブルゴーニュ地方
期間:指定なし
[ミキ・ツーリスト]2016年06月20日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス / ジャンル:グルメ・スイーツ , 名所旧跡・観光施設 , サービス・商品情報

フランス中東部に位置するブルゴーニュ地方。
2015年7月、「ブルゴーニュのぶどう栽培地域クリマLes Climats du vignoble de Bourgogne」はユネスコ世界文化遺産に登録されました。

クリマ? 聞きなれない言葉ですが、とっても簡単に言うと「区画により細分化された土地」といった意味で、ブルゴーニュ地方にはぶどう畑のクリマが数千もあるそうです。

世界遺産には、2000年をかけて育まれた他に類のないぶどう栽培のモデルと美しい景観が評価され、ブルゴーニュ地方の約60kmにわたる地域、1,247のクリマが指定されました。
ということは、ブルゴーニュ地方全体が世界遺産になったわけではなく、黄金の丘を意味する「コート・ドールCote d’Or」、いわゆる高級ワインが生産されている地域の細分化されたぶどう畑が世界遺産に登録された主な地域ということになります。

ブルゴーニュワインというと、世界最高峰といわれる高級ワイン「ロマネ・コンティ」に代表されるように赤ワインのイメージですが、実は白ワインも多く生産されています。基本的には単一のぶどう品種からつくられるのもブルゴーニュワインの特徴で、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネというぶどうが代表的な品種です。同じぶどうでも様々なキャラクターのワインが生み出されるのがブルゴーニュワインの奥深いところ。これも「クリマ」のなせる業なのかもしれませんね。

ブルゴーニュ地方のクリマ(仏語/英語)
http://www.climats-bourgogne.com/en/

美食でも知られるブルゴーニュ地方、ブルゴーニュ風Bourguignonと名前のついた「ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)」はこの地方の名物料理。エスカルゴの産地としても有名です。フランス料理のメニュー名で「ブルゴーニュ風」とついたら赤ワインを使ったものかエスカルゴを使ったもの、と覚えておけばたいていは外れませんよ。

ロマネ・コンティの畑も見られて、シャトー・ド・ムルソーの試飲もでき、ブフ・ブルギニョンも食べられる♪
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