クリスタルのような泡が輝く至高の飲み物、シャンパーニュ。
日本では「シャンパン」とも言いますが、ここは本場フランス式で「シャンパーニュChampagne」と呼んでみます。
フランス北東部・シャンパーニュ地方で生産されるスパークリング（発泡）ワインのみがシャンパーニュと名乗ることができます。

2015年7月、「シャンパーニュの丘陵・家屋・地下貯蔵庫群Coteaux, Maisons et Caves de Champagne」はユネスコ世界文化遺産に登録されました。
フランスを代表する景色でもある丘陵地でのブドウ栽培と、石材を切り出した後の地下空間をシャンパーニュの熟成・貯蔵庫として利用するシャンパーニュメゾンが、シャンパーニュ地方の風土の特性を生かして人々が作り上げた景観として、その歴史的、文化的価値が評価されています。
シャンパーニュ地方の中心都市ランスReimsでは、ノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ聖堂の3ヶ所が世界遺産に登録されていますが、さらにシャンパーニュの丘陵・家屋・地下貯蔵庫群が世界遺産となったわけです。

ランスにある世界的に名高いシャンパーニュメゾンの一つが、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社。
イエローラベルが有名です。ヴーヴとは未亡人のことで、今でもラ・グランダム（偉大な女性）と呼ばれるクリコ夫人の「品質はただひとつ、最高級だけ」という信念を引き継ぐメゾンは、まさにシャンパーニュの女王。
石灰岩をくりぬいた地下セラーは、美術館と見まごうレリーフやブランドカラーのイエローがスタイリッシュなライトアップもあり、ハイブランドにふさわしい美しさです。一般旅行者も訪問可能で、ガイドツアーで見学した後は、試飲やショッピングも楽しめます。

ヴーヴ・クリコと世界遺産ランスも訪れる
［みゅう］プチ旅　フランス シャンパーニュとブルゴーニュ2日間
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