1978年に設立された「ドレスデン音楽祭」が今年で39回目を迎え、2016年5月5日から6月5日まで開催される。1ヶ月間におよぶ音楽祭期間には、世界中から10万人以上の人が訪れる。毎年音楽祭のテーマが設定されることで知られており、今年のテーマは「時（Time）」。

ハンス＝クリスティアン・ラーデマン指揮によるドレスデン・フェスティバルオーケストラの演奏とヤマン・オクール振付の公演に期待が集まっている。ハイドンの「天地創造」は、6月2日にドレスデンの聖十字架教会において演奏される。

音楽祭の会場は、ドレスデン州立歌劇場「ゼンパー・オーパー」をはじめ、古城、博物館、教会など、ドレスデン市内や近郊に及ぶ。今年のオープニングコンサート会場は「ドイツ衛生博物館（Deutsches Hygiene-Museum）」。演奏される音楽のジャンル多岐に亘り、交響曲、オペラ、バレエ、ジャズなど。

ドレスデン音楽祭のプログラムとチケットの詳細（英語）
http://www.musikfestspiele.com/en/music-festival/

また、ドレスデンでは、その歴史が13世紀までさかのぼる「ドレスデン聖十字架合唱団」が創立800年を迎える。ドレスデン聖十字架合唱団は、ドイツの少年合唱団（聖歌隊）で、少年歌手たちは「クルツィアナー（Kruzianer）」と呼ばれる。2016年4月15日から24日までが祝祭週間として創立800年を祝う。

情報提供：ドイツ観光局