フランス大統領官邸エリゼ宮が一般公開される日
期間:2016年9月17日から 2016年9月18日まで
[リスヴェル編集部]2016年07月12日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス  > パリ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

パリ市内にあるフランスの大統領官邸「エリゼ宮(Palais de l'Elysée)」は、毎年“ヨーロッパ文化遺産の日(European Heritage Days)”に一般公開されている。各国によってヨーロッパ文化遺産の日の曜日の設定は異なるが、9月の週末に行われる。2016年のフランスは、9月17日(土)と19日(日)の午前8時から午後7時までが一般公開日。フランス政治の中枢部に足を踏み入れることができる貴重な機会とあって、1日に2万人を超える見学客が訪れる。

エリゼ宮は、1718年にフランス貴族のエヴルー伯爵のために建てられた宮殿で、その後、ルイ15世の公妾(こうしょう)として知られるポンパドゥール夫人、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌ、ナポレオンの元帥の一人だったジョアシャン・ミュラ、復古王制の国王シャルル10世の次男ベリー公シャルル・フェルディナンらが住居にしていたこともあるが、最終的に1848年の政令によってフランス共和国大統領官邸になった。

一般公開日には、ガブリエル通りに面した「ル・コック(雄鶏)の門」を通って宮殿の庭園に入り、「祝宴の間」、「ミュラの間」など宮殿内の各サロンを見学。とくに共和国大統領の執務室という権力の深奥部まで見学できるのがポイント。執務室は「金の間」にあり、ジャン=ルイ・ゴドンが1861年、ナポレオン3世の妻、ウジェニー皇后のために装飾を手がけた。

ヨーロッパ文化遺産の日には、エリゼ宮のほかにも政治の舞台となっている建物がいくつか一般公開される。

首相官邸 オテル・マティニョン(Hôtel Matignon)
57 Rue de Varenne, 75007 Paris
パリ市長執務室 パリ市庁舎(Hôtel de Ville)
Place de l'Hôtel de ville, 75004 Paris
議事堂 元老院(Sénat)(上院)
15, rue de Vaugirard, 75291 PARIS Cedex 06
国民議会(Assemblée Nationale)(下院)
126 rue de l'Université 75355 Paris

Photo:
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Palais de l'Elysée, copyright and photo credit: Nicolas Nova on flickr
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