- 2024.10.08
オランダ政府観光局によると、オランダには美しく味わいのある小さな村が点在しているそうだ。アムステルダムを起点に、余り知られていない小さな村を訪れてみてはいかがだろう。
ブルック・イン・ウォーターランド(Broek in Waterland)
アムステルダムの北 約10km
www.onswaterland.nl/over-waterland/broek-in-waterland/
裕福な商人たちが住んだ17世紀オランダ黄金時代の家並みが残る絵葉書のような美しい村。水との調和が美しいウォーターランド地区にある。観光要素は17世紀のブルッケル教会(5月~9月開館)、手動の橋ザイデルブルッヘチェ(南の小橋)などがある。隣町のモニケンダムと併せて訪れたい。チーズ市が行われるエダムや民族衣装で知られるフォーレンダムにも程近い。
ヒンデローペン(Hindeloopen)
アムステルダムから北東に132km
www.touristinfohindeloopen.nl/
13世紀に都市権を得てハンザ同盟都市として栄えた。17〜18世紀には貿易で財を成し最盛期を迎える。この当時からヒンデローペン塗りという家具に草花の絵付けをする伝統工芸が生まれ、現在も工房が残る。ヒンデローペン塗りの家具を備えるホテルもあり、小さな町を歩くと木製の橋やかつての港町の面影が残る。現在は人口700人程の小さな村。
ナールデン(Naarden)
アムステルダムから南東へ24km
www.vvvnaarden.nl/
日本の五稜郭のような星形の城塞都市。保存状態が良く、今も内部では人々が生活している。市庁舎、教会、城塞博物館のほか、お洒落な雑貨やレストランのある旧武器庫の建物がある。
トールン(Thorn)
アムステルダムから南東に170km、アントワープから126km、ブリュッセルから142km、マーストリヒトから45km
www.vvvmiddenlimburg.nl/over-midden-limburg/thorn
10世紀末から18世紀末にフランスに支配されるまで、修道女たちが暮らしてきた村。村の家々は白で塗られ、別名「白い村」として知られる。窓辺を飾る花と白い家のコントラストが美しい。修道院教会を訪れたり、アムステルダムやゴッホの森方面からマーストリヒトに向かう途中のランチ休憩スポットとして立ち寄れる。
ゴーダ(Gouda)
アムステルダムから71km、ハーグから33km、ユトレヒトから43km
www.welkomingouda.nl/en
チーズの名前で知られるゴーダは童話のような可愛らしい町。町の中心マルクトでは4月~8月まで毎週木曜の10時~13時に昔ながらのチーズ市を再現したイベントが行われる。マルクト市庁舎、チーズ計量所、ステンドグラスが美しい聖ヤン教会などがある。またオランダの名物「ストロープワッフル」の産地でもあり、ショップでは焼き立てを味わえる。