イタリア側からモンブランへの新ロープウェイ
期間:2015年5月31日から
[リスヴェル編集部]2015年06月24日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア  > その他のイタリアの都市 / ジャンル:自然 , 観光情報・観光局・現地便り , 

2年に渡る工事を経て、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランの麓クールマイユールから標高3,462mにあるエルブロンネ展望台への新しいロープウェイ「SKYWAY Monte Bianco」が5月31日に運転を開始した。

ちなみにモンブラン(イタリア語でモンテ・ビアンコ)の標高は4810.9mで、フランスとイタリアの国境に位置する。モンブランに最も近い町は、フランス側ではオート=サヴォワ県シャモニー、イタリア側ではヴァッレ・ダオスタ州クールマイユール。モンブランへの行き方は2通りある。シャモニーからのロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台へ、クールマイユールからのロープウェイでエルブロンネル展望台へ行く方法。フランス側から一気に登るより、雄大な大氷河をより楽しめることから、イタリア側から登る方は迫力感が断然違うという。

新ロープウェイは2区間に分けられている。第1区間のキャビン定員は80名、第2区間の定員は75名。移動中円形のキャビンは360°回転し、キャビン内のどの位置からでも氷河の大パノラマを楽しめる。内部に設置されたマルチメディア大画面には、映像、気象情報、ゲレンデ情報、イベント案内などが上映される。

新ロープウェイのスタート地点は、ポンタル・ダントレーヴ(Pontal d’Entreves)で標高1,300m。玄関口のポンタル・ダントレーヴには、観光案内所、地下駐車場(350台分) 大型バス専用駐車場、バー、チケット販売窓口、売店などがある。1区間目のゴンドラで中間乗換駅のパヴィオン・デュ・モンフレティ(Pavillon du Mont Fréty)に到着。標高2,200m。レストラン2軒、会議場、映画館、ショッピング・エリア、ボタニックガーデン(高山植物800種類、開園は夏期限定)、展示会場(2016年オープン予定)、ソラリウムなど。イタリア側の最高標高終着地点は、エルブロンネ展望台(Punta Helbronner)で標高3,462m。直径14メートルの円形展望テラスからのモンブランの眺めは大迫力!バー、レストラン、展望テラス、水晶展、映像上映コーナーなど。

SKYWAY Monte Biancoの利用料金は、季節やロープウェイに乗る区間によって料金が異なる。ちなみに夏季繁忙期のポンタル・ダントレーヴからエルブロンネ展望台までの往復で、大人1名45ユーロ。
時刻表・料金の詳細(英語): http://www.montebianco.com

Photo copyright: Funivie Monte Binaco

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