ホテル建築の楽しみ方
期間:指定なし
[タブレット ホテルズ]2015年05月18日公開

エリア:指定なし / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 名所旧跡・観光施設

建築というのは、単に屋根ある場所や個人空間を指す言葉でも、富と社会的ステータスを見せびらかす便利な方法というだけでもありません。その根底にあるのは、コンスタンティン・ブランクーシがごく的確に表現した通り、居住できる彫刻であるということではないでしょうか。そして、宿やホテルに関して言えば、それは、あなた自身も住んでみることのできる彫刻だということ。まずはここで、中世から近未来まで、Tablet式建築基礎コースのおさらいを。あなたの個性と好みにぴったりの建築は、どんなスタイルですか?

 

::: 改造したお城&シャトー :::

このスタイルの素晴らしい例のひとつは、フランス南東の「シャトー・ド・バニョル(Château deBagnols」。ボジョレー地方中央の、見事な田舎風景に囲まれたこの大邸宅。ご覧の通り、敷石から円錐の屋根の塔まで、典型的な中世のお城です。堀やとりでといった、おとぎ話の中に出てきそうな外観要素も、丁寧なリノベーション作業により修復され、中に入れば、時代特有のフレスコ画や贅沢なシルク、本物の17世紀絵画などがいたるところに。もっとプライベート感を求めるなら、典型的スコットランド様式の「アイル・オブ・エリスカ(Isle of Eriska」へ。なんといっても、ここは離島にあるお屋敷。しかも全部で16室しかないから、至極のくつろぎと美しい景色がたっぷり楽しめます。

 

::: 近代化した修道院 :::

世間離れした生活を送っていると、夜はよく眠れるもの。しかも、起きている時間の共同生活風な過ごし方は、まさに世の中の素敵なホテルが普段目指しているところ。11世紀に建てられた「カステル・モナステロ(Castel Monastero」は、かつて村と修道院だった場所。アーチ型天井や、どっしりとした梁を支える重厚で荒削りな壁が、今もそんな歴史を感じさせます。一方、オランダのマーストリヒトでは、デザイナーのヘンク・フォス(Henk Vos)氏が、15世紀の旧修道院を改造。ゴシック様式のこの威圧感ある建物の中に、ル・コルビュジェやフィリップ・スタルクの家具類を取り入れ、「クルーシュレン・ホテル(Kruisheren Hotel」なる新しいデザイン・ホットスポットを完成させました。



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