イタリア地方都市の魅力を再発見
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2015年04月29日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 名所旧跡・観光施設 , 

ユネスコ世界遺産登録及び候補歴のあるイタリア10県の商工会議所が連合して、世界遺産、文化、食、観光、ビジネス促進を目指すプロジェクト「ミラビリア(MIRABILIA)」。ブリンディシ、ジェノヴァ、ラ・スペツィア、マテーラ、メッシーナ、パドヴァ、ペルージャ、サレルノ、ウーディネ、ヴィチェンツァの各県は、イタリアの主要観光地に比べ、まだ知名度は低いながらも多くの観光資源があり、世界遺産を軸に周囲の観光地や見所も含んだ地方都市ならではの地域の特性が現れる旅行が魅力的だ。

ちなみに、イタリア共和国の行政区画は、基本的に州 — 県 — コムーネという階層構造をとっており、全土に20の州と110の県がある。制度としては県の方が古い歴史を持ち、州はいくつかの県を束ねる形になっている。

このプロジェクトの名称は、古くから永遠の都市ローマへの巡礼者を案内していた旅人達により作成された「Mirabilia Urbis Romae」という実践的なガイドブックの名前に由来する。このガイドブックは、旅行中に遭遇した人々や場所などの物語が語り継がれたものであり、原題のソーシャルネットワーキングにも通ずるところがある気がする。

ミラビリアの10県と世界遺産:
ブリンディシ県Brindisi: ブリンディシ港および平和の使者の遺跡文化(平和遺産認定)
ジェノヴァ県Gevnova: ジェノヴァの新道とロッリの邸宅群
ラ・スペツィア県La Spezia: ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレ
マテーラ県Matera: マテーラの洞窟住居群サッシ
メッシーナ県Messina: エオリエ諸島
パドヴァ県Padova: パドヴァの植物園
ペルージャ県Padova: アッシジの聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群
サレルノ県Salerno: アマルフィ海岸(世界遺産)、パエストゥムとヴェリア古代遺跡群、
           ディアノ渓谷国立公園、パドゥーラの修道院
ウーディネ県Udine: アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ、ドロミーティ・フリウラーネ、
           チヴィダーレ・デル・フリウーリのロンゴバルド族のテンピエット他
ヴィチェンツァ県Vicenza: ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群

ミラビリア世界遺産ゆかりの10県の世界遺産・見所・ルートの日本語情報(PDF)
www.mirabilianetwork.eu/upload/news_news/allegati/2_20141024mirabiliabrjap.pdf

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