- 2024.09.13
ちょっと可愛らしいビスケットを見つけたのでご紹介。リーディングホテルズにも加盟しているパリの有名最高級ホテルのひとつ「ホテル・ド・クリヨン」では、もっとも人気のあるペストリーのひとつに「Happy Face(ハッピーフェイス)」のビスケットがある。新鮮なバターをたっぷり使い、舌触りのスムーズでクリーミーな自家製チョコレート・プラリネがビスケットに挟まれている。シェフパティシエのジェローム・ショセス(Jérome CHAUCESSE)氏の自慢のビスケットだ。ピスタチオとラズベリーのケーキも美味しそう。
ホテル・ド・クリヨンの中庭の奥に「ジャルダン・ディヴェール(Jardin d’Hiver)」がある。ふかふかのソファやクッション付きの椅子があり、深紅とゴールドのインテリアにやさしい光が射し込む憩いの場所。有名な「クリヨン・ティー」を目当てにゆっくりティータイムを楽しんだり、食事前のアペリティフを楽しんだり、気軽に利用できるスペースだ。
ハッピーフェイスのビスケットは、ジャルダン・ディヴェールで注文ができる。料金は12ユーロ。または、午後3時〜6時のティータイム“The Crillon”を注文すると、お好きなティー、サンドウィッチ、ペストリー、ミニチュアケーキ、ハッピーフェイスが含まれる。
ホテル・ド・クリヨンは、1758年当時の国王ルイ15世の命を受けて、著名な建築家ジャック=アンジュ・ガブリエルとルイ=フランソワ・トルアールによって設計された宮殿。1907年に所有権を手にしたクリヨン家に譲渡される以前は ドモン公爵が借りていた。
ホテルとしての輝かしい時代は1909年にさかのぼる。クリヨン家は、初代当主よりフランス史上重要な役割を担っており、かの有名なマリー・アントワネット元フランス王妃は、一階の広々としたスイートルームでピアノのレッスンを受け、現在もその部屋は「サロン・マリー アントワネット」の名称が付いた宴会場になっている。
※ ホテル・ド・クリヨンは、2013年3月31日より大規模な改修工事に入るためホテル全体をクローズします。改修工事期間は2年間を予定しています。