ルーベンスの名作など139点を一挙公開!
期間:2012年10月3日から 2012年12月23日まで
[リスヴェル編集部]2012年10月11日公開

エリア:ヨーロッパ  > リヒテンシュタイン / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , キャンペーン・セール , イベント・フェスティバル

国立新美術館にて現在開催中の「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展。
オーストリアとスイスの間にあるリヒテンシュタイン侯国。同国の国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集こそが一族の栄誉との家訓の もと、500年以上にわたってヨーロッパ美術の名品を収集してきました。その数は3万点に及び、個人として英国王室に次ぐ世界最大級のコレクションを誇るといわれています。すでに19世紀には公開されていましたが、第二次世界大戦以降は一般の目に触れる機会はごく限られ、ようやく2004年にウィーンの「夏の離宮」で一部が公開 されるようになりました。展覧会としては、1985-86年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された大規模なコレクション展のほかは、ほとんど例がなく、日本でも四半世紀にわたって美術関係者の間で展覧会実現の努力が重ねられ、このたび、世界が羨む侯爵家の「秘宝」が初めて来日することになりました。

本展では同コレクションから139点の名品を選りすぐりました。特に注目すべきは侯爵家が所蔵するルーベンス作品。その数30点余りを数え、世界有数の質と量を誇ります。本展では、その中から選び抜かれた10点を一挙に公開します。愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》は、父ルーベンスの愛情を感じさせる傑作。ほかにも、ルーベンス渾身の歴史画「デキウ ス・ムス」連作から、約3×4メートルの大作が来日します。※「デキウス・ムス」は東京展のみ特別出品予定。

また、ウィーン郊外ロッサウの侯爵家の「夏の離宮」は、華麗なバロック様式を特徴とし、その室内には今もなお、いにしえの宮廷さながらに、侯爵家の所蔵する絵画、彫刻、工芸品、家具調度が一堂に並べられています。本展では、その室内装飾と展示様式にもとづいた「バロック・サロン」を設け、華やかなバロック宮殿の雰囲気を再現。また、日本の展覧会史上初の試みとして、天井画も展示。総合芸術としてのバロック空間を体感していただけるような趣向もお楽しみいただけます。
12月23日(日・祝)まで国立新美術館 企画展示室1Eにて開催中。

この鑑賞券をRisvel会員の方5組10名様に抽選でプレゼントいたします。応募はこちらから。


<当日券>
1,500円(一般)、 1,200円(大学生)、 800円(高校生)
<前売券>
1,300円(一般)、 1,000円(大学生)、 600円(高校生)
<団体券>
1,300円(一般)、 1,000円(大学生)、 600円(高校生)

<巡回予定>
高知県立美術館 2013年1月5日(土)~3月7日(木)
京都市美術館  2013年3月19日(火)~6月9日(日)

写真クレジット 左から
《占いの結果を問うデキウス・ムス》「デキウス・ムス」連作よりペーテル・パウル・ルーベンス 1616/17年©LIECHTENSTEIN, The Princely Collections, Vaduz-Vienna
クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像ペーテル・パウル・ルーベンス1616年頃 ©LIECHTENSTEIN, The Princely Collections, Vaduz-Vienna
絵画の寓意 アントニオ・ベルッチ 1700年頃 ©LIECHTENSTEIN, The Princely Collections, Vaduz-Vienna

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