- 2024.12.10
駐日フィンランド大使館によると、2014年はムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン(Tove Jansson 1914 - 2001)の生誕100周年を迎える。トーベ・ヤンソン生誕100周年を祝し、ムーミンの生みの親としてのヤンソン女史を紹介するイベントが日本各地で予定されている。
トーベ・ヤンソンは、フィンランドのヘルシンキに生まれたスウェーデン系フィンランド人の画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家。ヤンソン女史の作品には「人生の哲学」が語られ、子供たちはもとより大人の心にも響く。「ムーミン・シリーズ」を代表作として、現在でも世界的に知られるフィンランド人アーティストのひとり。
日本では現在もムーミンが長い間愛され続けている。最初のアニメーション「ムーミン」は1969年、その後1972年にも放送され、現在の40〜50歳代の人の多くがテレビで見ていた。さらなるムーミン人気の波は1990年代にアニメーション「楽しいムーミン一家」が放送されてから続いている。
ムーミンの生みの親の生誕100周年を祝って、2014年は1年を通じて日本各地で展覧会や講演会など様々なイベントが予定されており、ムーミンの生みの親ヤンソン女史を知るよい機会となる。
「東京国際キルトフェスティバル」(2014年1月23日〜29日 東京ドーム)では特別企画でムーミンを取り上げたり、「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル2014( http://www.tnlf.jp )」では、ヤンソン女史のドキュメンタリーフィルム2本、ムーミン・シリーズの劇場版を上映したり、ムーミンの原画に親しむことができる「MOOMIN! ムーミン展」は4月に開幕し、松屋銀座を皮切りに全国9会場を巡回する。さらに10月からは、フィンランド・ナショナルギャラリーが主催する「ト-ベ・ヤンソン展 〜 ムーミンを生んだ絵と暮らし(仮)」が始まる。ヤンソン女史の創作活動に焦点を当てたこの展覧会は、約1年半をかけて全国を巡回する予定。
トーベ・ヤンソン生誕100周年記念特設ページ
http://www.moomin.co.jp/tove100anniv/