- 2016.12.06
生前不幸に見舞われ、今でも不可解なノイズや冷たい空気をふっと吹きかけたり、水道や電話でいたずらしたり、廊下や寝室の角に居座るようになったゴーストたち・・・。ここで紹介する8軒は、もう何年もチェックアウトしないまま、居座っているゲストがいると言われるホテルです。
1. Aububon Cottages(米ルイジアナ州・ニューオーリンズ)
19世紀初頭、博物画集『アメリカの鳥類』を手がける間、ジョン・ジェームズ・オーデュボンが滞在していたことで知られるこのコテージ。けれど、今でもここに居座っている滞在客はオーデュボン氏だけではないようです。南北戦争中、美しい婚約者との結婚式をあと数日後に控えていながら、ここで殺されてしまった不運な南軍兵の霊は、今でも古いカントリー音楽が流れると、彼女との最後の舞を求めて姿を現すのだとか。
2. Bovey Castle(イギリス・デヴォン州)
古いお城をリノベートする際、古くからそこに出入りしていた住人たちは、必ずしも協力してくれるとは限りません。1997年の改築中、古い娯楽室をフィットネスルームに利用しようと決めた「ボヴィ・キャッスル」の経営者たち。娯楽室には全長約3.7メートルという重厚なスヌーカーテーブルがあり、18人のスタッフが力を合わせても動かせなかったため、プロを雇い、テーブルを解体して移動に成功しました。けれど不思議なことに、テーブルは翌日また、完全に元通りの形になって部屋の中央に戻っていたのだそう。城が軍事病院だった時代、怪我を負ってここに住んでいた兵士たちは、まだまだ遊び足りないのかもしれません。
3. Chateau Mcely(チェコ・プラハ郊外)
パーティー好きな皇族や貴族から、世界的に知られる文豪まで、これまで何年にも渡ってあらゆる人が訪れた、長い歴史ある隠れ家的シャトーとあれば、いわく付きで当たり前。このホテルを舞台にしたホラー小説「The Ghost at Chateau McElly」の中では、ロマンティックな週末旅行のために訪れたカップルが思わぬ付き人に悩まされます。ピンクルームに泊まる時はご注意を。本や新聞を読んでいると、僧侶のゴーストがあなたの肩越しに一緒になって読書しだすそうですよ。
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