- 2016.12.06
今やデザインの定番となったミッドセンチュリーモダンというスタイル。ガラスの壁やオープンプラン、光と空間を重視したデザインなど、ミッドセンチュリーが提示したアイデアは、今日の建築構造において当たり前のごとく普及している要素ばかり。デザインコンシャスなホテルに数泊でもしたことがある人なら、知らず知らずのうちに数種類のミースの椅子に腰掛けてみたり、意識せずともイームスのテーブルに携帯電話をポンと置いたりしてきたはず。ここではそんなミッドセンチュリー・スタイルの代表的ホテル10軒をご案内します。
1. Standard Hotel Miami(マイアミ)
ミッドセンチュリーモダンのインテリアが、窓から差し込むマイアミの日差しによって一層輝きを増すように見えるのは、この街の黄金期の名残でしょうか。「ザ・スタンダード・マイアミ」は、マイアミで栄えた50年代のモダニズムと、同時期に全盛期を迎えた北欧家具をミックスし、近くのコリンズ・アベニューよりも落ち着いた街の一角を演出しています。
2. Hotel Alexandra(コペンハーゲン)
100年以上の歴史を持つ「ホテル・アレクサンドラ」のインテリアは、1955年前後に結晶したよう。目を見張るほど素晴らしい北欧家具が揃った客室はどれも、アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、フィン・ユールといった、デンマークを代表するデザイナーへのオマージュとなっていると言ってもおかしくありません。
3. Trident Hotel(ジャマイカ)
13棟のヴィラからなる「トライデント」は、ジャマイカの黄金期=50〜60年代のスタイルが今もなお健在であることを目の当たりにさせてくれるホテル。磨き込まれたミッドセンチュリー家具で整えられた客室はもちろん、ホテル全体を通して、カクテル片手に南国のバカンスをエンジョイするレトロ・グラマラスなイメージが思わず目に浮かぶような雰囲気が漂っています。
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