- 2026.03.25
東京からわずか3時間半、日本に一番近いアメリカといえる、グアム。通貨はもちろん米ドル、言葉もハリウッド映画のようなアメリカン・イングリッシュ。中心街に並ぶ店もアメリカン、レストランやカフェ、中でも週末にはオフの米軍関係者が大勢集まるバーは、アメリカそのものに。
そんなアメリカンな雰囲気に地元チャモロの風土が混じり、独特の旅気分が味わえるのがグアムの魅力だろう。タモン湾に沿ったリゾート・ホテルは日系のものも多いが、アメリカン・リゾートを楽しむには米国系ホテルがお勧めだ。中でも、恋人岬に近いタモン湾のビーチ・フロントにある「ザ ウェスティン リゾート グアム」はアメリカ人の利用が多い。
シンプルで使いやすい客室(430室)、西洋・東洋のグルメが気軽に楽しめる6軒のレストランやカフェ、24時間オープンのフィットネス・ジム、リモート・ワーク・スペース、子供の遊具をそろえたキッズ・クラブなど施設が充実している。ゆったりとしたプールが二つ、白浜のビーチに続く。
ビーチ・フロントにはグアム唯一のプライベート・ヴィラが6棟あり、ファミリーにも大人気だ。21階にはグアム最大のクラブ・ラウンジがあり、展望と共に朝食やカクテル、軽食が自由に楽しめる。長期滞在しているアメリカ人旅行者らが、気軽に話しかけてくるのもアメリカらしいが、彼らの多くは米軍基地関係者のようだった。
グアムは1898年の米西戦争後アメリカ領となり、日本が一時占領した太平洋戦後は米軍基地が拡大、その関係者のレジャー地として整備されていった。しかしその後、半世紀余りの内にアジア人のリゾートに生まれ変わったグアム。日本のバブル期には日本人旅行者で溢れかえっていた時代もあった。そして、地政リスクが増す今日、グアムは米軍の要衝の地に。アメリカ人らと過ごすクラブ・ラウンジからは、南洋の数奇なパラダイスの光と影が望めた。
The Westin Resort Guam
https://www.marriott.com/en-us/hotels/gumwi-the-westin-resort-guam/overview/
キャプション:
1. タモン湾を一望にする高層建築 最上部にクラブ・ラウンジが
2. 目の前はプライベート・ビーチ感覚で遊べる砂浜と海
3. すっきりと白でまとめられた客室に海の色が映える。
寄稿記事
ジャーナリスト 篠田香子
《篠田香子 プロフィール》
国際不動産開発を専門に取材する傍ら、世界各地で激減する旅の原風景を私的に綴る。東京とミラノが拠点。著書に「世界でさがす私の仕事」(講談社)など



