- 2025.06.12
「アナンタラ・パレ・ハンセン・ウィーン(Anantara Palais Hansen Vienna)」は、昨年アナンタラ・ホテルとしてリブランドし、全面的な改装を経てリニューアルオープンした。このホテルは、アーバン・ラグジュアリー・リゾートとして、オーストリア初のアナンタラ・ホテル&リゾートブランドとなる。
アナンタラ・パレ・ハンセン・ウィーンは、ウィーンを代表する著名な建築家であるテオフィル・エドヴァルド・フォン・ハンセン男爵によって1873年の万国博覧会のために設計された宮殿。当初からホテルとして建てられたこの由緒ある宮殿は、その後、集合住宅や官公庁舎としての役割を果たし、2011年に再びホテルとして利用された。150年以上の歴史を誇り、現在もウィーンのネオ・ルネサンス建築を代表する傑作の一つとされているこのランドマークは、大理石の床、漆喰の天井、イオニア式の柱、文化財に指定された階段など、館内の多くのパブリックスペースにハンセンの意匠を色濃く残している。
アナンタラ・パレ・ハンセン・ウィーンは、ウィーンの歴史ある金融街のリング通り沿いに位置し、ウィーンの“リトル・パリ”とも呼ばれる魅力的な住宅街であるセルヴィーテンフィアテル地区からもすぐの距離にある。アナンタラ・パレ・ハンセン・ウィーンは、ウィーン国際空港(VIE)から車で約25分。
今回の全面改装により、ホテルの152室のゲストルームおよびスイートは刷新され、温かみのあるニュートラルカラーに包まれた、静かで親密な雰囲気を醸し出す心地よい空間へと生まれ変わった。滑らかな質感と多孔質の素材、光沢のある仕上げとマットな仕上げといった異なる質感の巧みな組み合わせが、3つの中庭から差し込む自然光を最大限に引き立てている。
大理石のバスルームやアクアディパルマ(Acqua di Parma)のアメニティ、防音性の高い三重ガラスなどのディテールに加え、天井高3.5メートルの開放感と大きな窓が、空間の広がりを際立たせている。一部の客室やスイートにはバルコニーが設けられており、最上級の客室では並木が美しいリング通りの景色を望む。デラックスルーム(2名1室利用)1泊550ユーロ~(朝食込み)
ホテルの美食の世界は、3つの異なるコンセプトを通じて展開。星付きのファインダイニング「エドヴァルト(Edvard)」では、ヘッドシェフのポール・ガマウフ氏が、自然のリズムに寄り添ったテイスティングセットで前衛的な料理を提供。厳選された食材は、サステナブルかつ廃棄を最小限に抑えながら最高級の料理として提供される。
また、800平方メートルを誇るアナンタラ・スパでは、カップル向けスイートや女性専用エリアを含む6つのトリートメントルームに加え、フィンランド式サウナ、ハマム風スチームバス、サナリウムを完備。併設のフィットネスセンターではトレーニングも可能で、ドナウ運河やリンク通り沿いの気軽にアクセスできて美しい景観を楽しめるジョギングコースもある。
Anantara Palais Hansen Vienna
Schottenring 24, Wien 1010
https://www.anantara.com/ja/palais-hansen-vienna