フィンランドの首都ヘルシンキ、持続可能な観光の国際基準GSTC認証を取得
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[フィンランド政府観光局]2025年03月19日公開

エリア:ヨーロッパ  > フィンランド / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 自然 , ウェルネス

Visit Finland (フィンランド政府観光局)は、2025年3月4日にフィンランドの首都ヘルシンキが観光の国際認証団体グリーン・デスティネーションズより、GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)認証を取得したことをお知らせいたします。世界で最も持続可能な観光地となることを目指すヘルシンキにとって、今回の認証取得は大きな前進となります。人口50万人以上の都市として、本認証を取得したのはヘルシンキが世界初となります。

GSTC認証の取得は、持続可能な観光地の基準として国際的に認められているGSTCの厳格な要件を満たした証です。当認証を取得するには、280以上の項目を含む持続可能な観光地に関する基準を全て順守することが求められます。具体的には、環境、文化、社会、経済の持続可能性、および持続可能なガバナンスという多角的な視点から、都市の運営状況が評価されます。GSTC基準は、2007年に国連環境計画、国連財団、国連世界観光機関、レインフォレスト・アライアンスなど、様々な国際機関との連携により策定されました。

ヘルシンキ観光局長のNina Vesterinen(ニーナ・ヴェステリネン)は次のように述べています。

「今回の認証取得は、ヘルシンキがすべての分野において極めて高いレベルで持続可能性を推進していることを示す重要な成果です。フィンランドは7年連続で世界で最も幸福な国に選ばれています。その首都であるヘルシンキは、長年にわたり持続可能な都市開発の先駆者であり、様々な持続可能性指標で上位にランクインしています。ヘルシンキには持続可能な観光のための世界最高の基盤が整っていますが、この成果は観光業界全体の協力なくして達成できませんでした。関係者の皆様に心から感謝いたします。」
「ヘルシンキ戦略2021」では、目標は世界で最も持続可能な旅行目的地となることであると明記されています。2024年秋、ヘルシンキは旅行目的地の持続可能性を評価するグローバル・デスティネーション・サステナビリティ指数で首位を獲得しました。この成果と、今回のGSTC認証取得により、ヘルシンキは目標達成に向けてさらに前進しています。ヘルシンキのほとんどのホテルは、環境認証を取得しています。観光名所、会議・コンベンション施設、その他の観光関連事業者も、持続可能な観光の実現に向けた投資を積極的に行っています。これにより、ヘルシンキは持続可能な観光分野において世界をリードする都市の一つとなっています。

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