シンガポールの「ザ フラトン ベイ ホテル」のハネムーン専用ヨットでベイ・クルーズ
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2025年02月28日公開

エリア:アジア  > シンガポール / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

プリファード ホテルズ&リゾーツは、世界 80か国に600軒以上が参加している、独立系ホテル・ブランド。個性豊かなホテルが、ラグジャリーなサプライズ滞在を約束してくれる。その中でも4つのグローバル・コレクションがあり、最高級の施設・サービスと特別な体験を与えてくれる「レジェンド コレクション」が108軒ある。

中でも日本人に人気の「レジェンド」がシンガポールのウオーターフロントに建つ、「ザ フラトン ホテル」とその姉妹ホテルとして2010年に開業した「ザ フラトン ベイ ホテル」だ。

前者は海峡植民地の初代総督ロバート・フラトンが1829年に築いた砦跡に、1928年に郵便局や社交クラブ、商談場などを設けたネオクラシックな歴史的建造物だった。それを2000年に外観はそのままに、ラグジャリーなヘリテージ・ホテルとして開業。その近くにあるザ フラトン ベイ ホテルは、歴史的な上陸地点クリフォード・ピア(埠頭)の跡に2010年に建てられた斬新なデザインのホテルで、マリーナ・ベイと近未来的なシンガポールのスカイラインを一望にできる。ホテルのエントランスがあるクリフォード・ピアは、多様なイベントやウェディングの会場に生まれ変わった。

1853年に船着き場として築かれたもので、1933年客船ターミナルとなり、2006年にはショッピング、レストランのモールに改造された。かつてはシンガポールへの玄関でもあったクリフォード・ピアは、新しい船出を祝う会場に相応しく、2010年以降はその展望と共にウェディング・パーティに人気だ。

ザ フラトン ベイ ホテルはハネムーナー向けに、このピアでのパーティはもちろん、専用ヨットでのクルーズを用意している。それでマリーナ・ベイを一周し、都市国家シンガポールの歴史を残す風景と新しい時代のスカイラインを愛でながら、ウェディング・クルーズを堪能できる。

1926年に英国の海峡植民地となり、1965年にはマレーシアより分離、60年に満たない主権国家シンガポール。今では日本の国家予算を上回る投資が海外から集まり、昇り龍の勢いだ。その始まりであったピアからのクルーズは、未来に向けて新しい世界を築く二人に、相応しい船出といえそうだ。

The Fullerton Bay Hotel, Singapore
https://preferredhotels.com/hotels/singapore/fullerton-bay-hotel


写真
1.水辺に面したザ フラトン ベイ ホテルと、右手後方にザ フラトン ホテル
2.往年の優雅な雰囲気を残す、クリフォード・ピアのイベント・ホール
3.マリーナ・ベイを望む豪奢な客室

寄稿記事
ジャーナリスト 篠田香子


《篠田香子 プロフィール》
国際不動産開発を専門に取材する傍ら、世界各地で激減する旅の原風景を私的に綴る。東京とミラノが拠点。著書に「世界でさがす私の仕事」(講談社)など

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