JTB総合研究所「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査
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[リスヴェル編集部]2023年05月31日公開

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JTB総合研究所が2023年3月に実施した「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査」の調査結果をまとめた。JTB総合研究所は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下「新型コロナ」)の世界的流行が始まった2020年2月から定点で意識調査を実施し、感染拡大や緊急事態宣言発令などに揺れ動く人々の意識や行動、旅行意向について調査し、今回が14回目の調査となる。

今回の調査から、2020年の調査開始以来、最も高い旅行意向が判明。海外旅行は若い世代で、国内旅行は全世代で旅行を予定・検討している人が増加した。海外旅行で求めるサービスは「旅行前に必要な手続きを簡単に済ませられるサービスやサポート」となっている。

【海外旅行】
全体では14.1%が海外旅行に行くと回答。最も高いのは20代男性(28.7%)、次いで20代女性(27.6%)、30代男性(22.4%)。60歳以上の男女は海外旅行はまだ様子見。

加えて、今後の海外旅行の実施条件について最も高かったのが「円高が進めば」(28%)、次いで「休みが取れれば」(25.9%)、「燃油サーチャージが下がれば」(22.7%)となり、新型コロナへの不安よりも為替や燃油の状況によるハードルが高いことが鮮明に。

海外旅行の際に求める旅行商品やサービスは「手ごろなプランや宿泊施設がとれれば」、「旅行前に必要な手続きを簡単に済ませられるサービスやサポート」が高くなった。

【国内旅行】
44.6%が旅行に行くと回答。全ての性年代別で前回調査(22年12月)よりも上がる。これまで旅行意向があがらなかった40・50代でも上昇傾向となり、20代は男女とも50%超。

ひとり旅が定着する一方、夫婦のみの割合が減少し、子ども連れや三世代の旅行など、多人数での家族旅行が増加。コロナ禍で感じていた閉塞感は軽減され、開放的な気分に。節約しつつも我慢していたことは復活したい。

今後の旅行を増やす理由は「これまで我慢していた」、「後ろめたさを感じなくなった」、「多様な働き方が定着し、旅行へ行く時期を柔軟に選べるようになった(15.6%)」ことから、旅行の時期が分散する可能性も示唆している。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査会社が保有しているモニター対しインターネットでの予備調査を実施。対象者を抽出後に本調査を実施
対象者 :予備調査 全国に居住する20歳以上の男女 6,406人
本調査 :2023年度(2023 年4月~2024 年 3月まで)に国内旅行を予定・検討している1,008人
調査時期:2023年3月24日~29日
詳しい調査結果:https://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/covid19-tourism-202305/

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