エストニアの独立記念日
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年03月 6日公開

エリア:ヨーロッパ  > エストニア / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

エストニアが国家樹立を宣言した1918年2月24日は国民の祝日となっている。エストニア人は、何世紀にもわたり外国勢力に支配されながらも独立した主権国家になることを夢見ていた。1918年2月23日、ロシア革命をきっかけに、パルヌのエンドラ劇場のバルコニーから、エストニアが主権国家であることを宣言するマニフェストが発表された。眼下の群衆は、後に国歌となる「Mu isamaa, mu õnn ja rõm(我が祖国、我が幸福(誇り)と喜び)」の合唱に沸き返った。翌日の2月24日に宣言文が首都タリンに届き、発行されてエストニア共和国が誕生した。

エストニアとフィンランドの国歌は、フィンランドの音楽の父と呼ばれる作曲家のフレドリク・パーシウスによって作曲された同じメロディーを共有していることをご存知だろうか。エストニア語の歌詞は1869年にエストニアのジャーナリズムの父と言われるヨハン・V・ジャンセンによって加えられ、タイトルは「我が祖国、我が幸福と喜び」を意味する。

毎年2月24日には、花火、コンサート、国防軍パレード、そして大統領レセプションが行われる。子供も大人も軍隊を賞賛し、国防軍、警察、国境警備隊、及びアメリカ空軍のオーケストラの音楽を鑑賞する。パレードに続いて、エストニア大統領はテレビ演説を行い、レセプションで主賓に国家勲章を授与する。

首都タリンで訪れてみたい場所:
・トームペア城(エストニア国会議事堂)
・一般公開されているKGBの監獄
・占領博物館
・「タリン歌の祭典ビジターセンター」(1991年に再びエストニアが自由を獲得した時に果たした音楽の役割)

そのほか、近年からフィン・ウゴル系民族の歴史まですべてが揃っているタルトゥの「エストニア国立博物館」、1918年2月24日にエストニア独立宣言を行い、エストニア初の臨時政府を樹立したエストニア救済委員会のコンスタンティン・パッツを記念する「Ajahetk 記念館」などもある。

(参考:エストニア政府観光局資料)

エストニア政府観光局
https://www.visitestonia.com/en

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