史上最大のフェルメール展がアムステルダム国立美術館で開催
期間:2023年2月10日から 2023年6月4日まで
[リスヴェル編集部]2022年12月 2日公開

エリア:ヨーロッパ  > オランダ  > アムステルダム / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

日本にもファンの多いバロック期を代表するオランダの画家、フェルメールの作品28点が展示公開される最大の展覧会がアムステルダム国立美術館(Rijks Museum)で2023年2月10日から 6月4日までの期間に開催される。フェルメール作品は至宝であるため、所蔵元から貸し出されること自体が珍しくとても貴重な機会となるであろう。

ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer, 1632年〜1675年)は、映像のような写実的な手法と綿密な空間構成、光による巧みな質感表現を特徴とし、見る人の想像力を掻き立てる描写は多くの人々を魅了してきた。同じオランダのレンブラント、イタリアのカラヴァッジョ、フランドルのルーベンス、スペインのベラスケスなどと共に、バロック絵画を代表する画家の1人であり、レンブラントやハルスと並ぶ17世紀オランダ黄金時代の代表画家である。

生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごしたフェルメールは、初期の作品の一つ『マリアとマルタの家のキリスト』(1654年-55年頃)に見られるように、物語画家として出発したが、やがて1656年の年記のある『取り持ち女』の頃から風俗画家へと転向。現存する作品点数は研究者によって異なるが、1970年代以降の研究では現存真作数を32から37点と見なしている。

このフェルメール特別展には、オランダ国内外から、「真珠の耳飾りの少女」(マウリッツハイス)、「地理学者」(シュテーデル美術館)、「女中と手紙を読む女」(国立アイルランド美術館)、「天秤を持つ女」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)のほか、最近修復されたばかりでオランダ初公開となる「窓辺で手紙を読む女」(国立古典絵画館)などが出品される。出品されるすべての作品リストは、2023年1月に発表される予定。

フェルメール特別展(VERMEER)
開催日: 2023年2月10日〜6 月4日
場 所: アムステルダム国立美術館(アムステルダム)
時 間: 午前9時〜午後6時(常設展は午後5時まで)
料 金: 入館料(20ユーロ)+特別展鑑賞料(10ユーロ)の合計30ユーロ
※ 4歳以上18歳未満は無料
予 約: https://www.rijksmuseum.nl/en/tickets/articles
公式サイト:https://www.rijksmuseum.nl/ja/visit

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