- 2016.12.06
車で乗り付けるアメリカならではのキッチュな宿泊施設=モーテルが、ここ数年次々とグラマラスなデザインホテルに変身中。さすがの私たちも、ちょっと予期してなかった現象ですが、その見事な成果と独特な魅力には納得です。
1. THE ROXBURY
マンハッタンから車で約2時間半、キャッツキルズ近郊にある「ザ・ロックスベリー」はとにかくファンキー。片田舎で生活するうちにちょっとクレイジーになったのか、オーナーたちは簡素なモーテルの客室をひとつずつ、『オズの魔法使い』『ティファニーで朝食を』『サタデー・ナイト・フィーバー』といった物語をテーマにリフォーム。大人も子供もワクワクできる個性派の宿が生まれました。
ミュージシャンには宿泊料10%割引サービスを提供している「ホテル・サンノゼ」だから、どんなタイプの客層が集まるかは説明するまでもないでしょう。30年代に建てられたこのモーテル。ひと休みするなら駐車場の向かいにある地元の定番コーヒーショップ「Jo’s」へ。テラス席に座れば、賑やかなサウスコングレス通りのピープルウォッチングも楽しめます。
60年代のモーターロッジを独特のセンスでリフォームしたポートランドの「ジュピター・ホテル」は、ごくごくカジュアルで、さり気なくお洒落で、しかも考えられないぐらいお手頃価格という、この街ならではの魅力をばっちり反映しています。隣接した「Doug Fir Lounge」は、ポートランドきってのトップ・ライブハウスのひとつ。上品なディナーを口にしながら、チープな国産ビールを飲んでたって、ここでは誰も変な目で見たりはしません。
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