ユネスコ無形文化遺産に登録されたシンガポールのホーカー文化
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2021年04月 7日公開

エリア:アジア  > シンガポール / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , グルメ・スイーツ , 

2020年12月にシンガポールの「ホーカー(屋台料理)文化」のユネスコ無形文化遺産への登録が発表された。シンガポールからの無形文化遺産への登録は初めてとなる。

ホーカー(またはホーカーセンター)は、シンガポールだけでなく、香港やマレーシアなどのアジアのいくつかの地域に存在しており、廉価な飲食店の屋台や店舗を集めた屋外複合施設である。典型的なホーカーは、公共住宅やバスターミナル、鉄道駅の近くなど人が多く集まる場所に設けられている。

ホーカーセンターへ行ったらテーブルをまず確保することが重要。屋台によってはテーブルに番号が付いている。ほとんどの屋台には看板や写真でメニューを紹介しているので、食べたいものを選んで注文するだけ。

シンガポール屋台の手頃で人気の定番料理は「チャー・クェイ・ティオ」という腸詰や魚団子、エビ、もやしなどを麺と一緒に炒めた料理。シンガポール中のホーカーで食べられる。ルーツは潮州文化にあり、中国広東省潮州地域が発祥。もともとは「貧乏人の料理」と考えられていたこの料理は、手頃な食材で作ることができるため、過酷な仕事に従事する労働者や農民、漁師の間で人気だったこともあり脂肪分が高く味が濃い。

また、シンガポールのマックスウェル・フード・センターにあるホーカー屋台の「ティエン・ティエン・チキンライス」は、シンガポールを代表する伝統料理のチキンライスの地位向上に貢献してきた有名店。(シンガポール政府観光局公式サイトより)

ティエン・ティエン・チキンライス(マックスウェル・フード・センター)
1 Kadayanallur Street #01-10/11, Singapore 069184
火曜日~日曜日 午前10時~午後7時30分

そのほか、シンガポールには、多くのホーカーセンターがあるので手軽に地元料理を楽しもう。

チャイナタウン・コンプレックス・フード・センター(Chinatown Complex Food Centre)335 Smith St, Singapore 050335
テッカ・センター(Tekka Centre)665 Buffalo Road, Singapore 210665
ニュートン・フード・センター(Newton Food Centre)500 Clemenceau Ave North Singapore 229495

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