日本人が「安全第一」な旅に求める重要項目
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[リスヴェル編集部]2020年12月18日公開

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~安心・安全を得るための検査に抵抗感がない日本人が半数以上~

世界最大級の宿泊予約サイト「Booking.com(ブッキング・ドットコム)」は、コロナ禍で大きく変容した生活様式や旅行の価値観に関して調査を実施した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、日本を含め世界中の旅行者が今後の旅行の中で「安心感」を求めており、観光業界はそのニーズを満たすサービスを提供する必要があることが判明。顕著になった安心・安全に対する姿勢について紹介。

多くの人が海外への旅行の再開を熱望する中で、新しい旅行に関する行動様式が求められている。78%の日本人旅行者は「今後、旅行する時には、健康や安全に関する対策を強化する予定」と答えており、56%は「安全面の懸念から一部の旅行先を避けたい」と回答している。

この安全第一の姿勢は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために厳格なロックダウンが実施された地域でより顕著に表れており、「一部の旅行先は避けたい」と考えた人はインド(71%)や中国(67%)、韓国(65%)といった国々で多く見られた。対照的に、オランダ(32%)、スウェーデン(47%)、ドイツ(49%)など、移動制限が比較的緩やかであった国々では「一部の旅行先を避けたい」という懸念が比較的弱い傾向だった。

責任ある行動を取ることについて、約半数(53%)の日本人旅行者は「到着時に抜き打ちの健康検査が一般的に行われている旅行先に行くことに抵抗はない」と答えており、2人に1人が旅先の検査に対し積極的な姿勢を示している。また、「公共の場でマスクの着用が義務付けられている旅行先に行くことに抵抗はない」と答えた日本の回答者は68%を占めた。

日本の回答者の54%は「旅行会社が実施している安全対策について明確に示すこと」を期待しており、43%は「清掃や衛生に関するポリシーをはっきりと表示することは今や必須事項である」と答えていることから、人々は宿泊施設だけではなく、旅行業界に対しても同様に安心感を求めていることが垣間見える。

ブッキング・ドットコムは、「宿泊施設が実施している健康や安全に関する取り組みをより正確に把握したい」という旅行者の需要が高まっていることを受け、宿泊施設が行っている健康・安全に関する取り組み(衛生や消毒、ソーシャルディスタンスに関するものなど)を掲載するように改善した。

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