リンゴのお酒カルヴァドスとノルマンディーの郷土料理
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2019年06月14日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

リンゴのお酒というとシードル(リンゴの醸造酒)が有名だが、フランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料とする蒸留酒カルヴァドス (calvados) がある。お酒を飲まない人には、聞き覚えのない名前だと思うが、コニャック、アルマニャックに並ぶフランスの3大蒸留酒のひとつなのだ。

カルヴァドスは、AOC(原産地呼称規制)の対象であるため、この地域以外で作られる同様の蒸留酒はカルヴァドスを名乗ることができず、アップル・ブランデーと呼ばれて区別される。

バランスの良いカルヴァドスを造るためのブレンドには、熟練の技と知識が必要とされ、天然製法で発酵を行い、良く乾燥させたオーク材で作られた樽で最低5年間熟成の後に2回の蒸留を行い造られている。(出典:ウィキペディア)

あまり葡萄の栽培には適さないノルマンディー地方では、昔からワインを造る代わりにリンゴを使ったお酒が造られてきた。カクテルのベースとしても使用されるが、料理にも使われる。そのひとつがノルマンディーの郷土料理「プーレ・ヴァレ・ドージュ」である。カルヴァドスの名産地オージュの郷土料理で、ソテーした鶏をカルヴァドスでフランベし、シードル酒で蒸し煮したもの。リンゴのお酒で作るお洒落な料理としてcookpadでも作り方を紹介している。→ https://cookpad.com/recipe/2330232 また、リンゴをカルヴァドスで風味を付けた後に生地に混ぜて焼くお菓子「ガトー・ノルマン」もある。

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