地元で人気のカフェや老舗のカフェを訪れて、コーヒーや紅茶と共にケーキを食べてホッと一息つくことは、海外旅行のひとつの楽しみだと思う。インスブルックの旧市街には、1803年にヨハン・ネポムク・ムンディング氏が創業したチロル（アルプス山脈東部の地域）で最も古いカフェ「ムンディング（Munding）」がある。

ムンディングは、カフェを併設したケーキ屋さん（カフェ・コンディトライ Café Konditorei）として、ハプスブルク家のオイゲン大公の御用達となり一躍人気店となった。その後、ザクセン王室の御用達にもなったムンディングでは、現在でも伝統的な製法に基づいてスイーツが作られている。

季節の果物をふんだんに使った自家製のケーキはどれもお手頃な値段設定で、持ち帰りのお客も多い。コーヒーのメニューも豊富で、お土産にチョコレートやジャムも販売している。人気の手作り「黄金の小屋根チョコレート」はこの店のオリジナルで、チョコの外装は黄金の小屋根の色と同じく金色で飾られ、チョコの裏側にはアーモンドとマジパンが挟まれている。

Munding Café Konditorei
Address: Kiebachgasse 16, A-6020 Innsbruck
Telephone: 43.512.584118
Open: 8:00 a.m. – 8:00 p.m.
Offcial URL: http://www.munding.at