- 2016.12.06
昨今の事件で痛手を負いつつも、パリの光が失せることはありません。世界で最も観光客が多い街であるには、それなりの理由があるわけだし、街の根本的な魅力はまったく健在です。パリが好きならば、パリに憧れるなら、今こそ訪れるべきなのでは。それに近頃、パリのホテルシーンは新たな時代を迎えているところ。今熱いパリのエリアに集まる、新世代のホテルを地域ごとに厳選してご紹介しましょう。
ピガール & ポワッソニエール(Pigalle &Poissonnière)地区
ベッド&ブレックファーストならぬ、“ベッド&ビバレッジ”を自称する「グラン・ピガール」は、粋な食事の仕方、飲み方、遊び方を知り尽くした夢のチームが仕掛け人となったホテル。Experimental Cocktail Clubメンバーの指揮の下、元Rinoのイタリア人シェフ、ジョヴァンニ・パッセリーニ(Giovanni Passerini)が腕を振るい、ワインリストには200種類近くのイタリア産ボトルが揃っています。
オープンしたばかりの「ル・ピガール・パリ」は、多様な文化が交差するモンマルトル南部らしい、生粋の地域型ホテル。アーティストやデザイナーをはじめ、このエリアで生活する多様な面々が携わり、客室インテリアはちょっとスキャンダラス。地階の公共スペースは常に賑わっていて、ポールダンスに必要な道具はすべて揃っているという、ユニークなホテルです。
芸術肌で、良心的な料金で、ダイナミックで、しかも間違いなくクール。そんな、このエリアのエッセンスを凝縮したようなホテルが「パラディ」。ポワッソニエールとサンドニ地区の間にあり、ドロテ・メリクソン(Dorothée Meilichzon)が手がけたインテリアはとにかく雰囲気たっぷり。アーティストのアトリエや、レトロな北欧スタイルなど、様々なインスピレーションを取り入れつつ、統一感ある空間が完成しています。
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