ベルギー・フランダース政府観光局によると、ベルギー北部フランダース地方には、絵画のような美しい村々が点在しているという。観光客にまだ知られてはいない村も多く、長閑な田園風景や中世の町並みが広がっている。

シント・マルテンス・ラーテム（Sint Martens Latem）
ゲントの南西15km
シント・マルテンス・ラーテムは芸術の村として知られる。特にドゥールレ地区はレイエ川の流れが最も綺麗に見える場所で、緑溢れる美しい村。アーティストたちが住み、多くのギャラリーがある。「レイエ川の真珠」オーイドンク城にも近い。ゲントからレイエ川をクルーズ船で下ってみよう。

リッスウェグ（Lissewege）
ブルージュの西11km
白壁に赤茶の屋根の家が並ぶ可愛い村。町の中央にある13世紀の聖母教会には50mの塔がある。塔からは運河や放牧などの長閑な田園風景が見られる。ここは12世紀に盛んに行われたスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道であり、ブルージュやズウィンの繁栄もあり、堂々たる聖母教会が村に建てられた。

ダム（Damme）
ブルージュの北東７km
12世紀に運河が築かれ、ブルージュの外港としてワインやニシン貿易の重要な貿易拠点として繁栄。その繁栄は、市庁舎、聖母教会、聖ヨハネ施療院などの建物に残る。ブルージュからはサイクリングでも遊覧船でも約30分。聖母教会の210段の階段を登ればフランダースの平原を見渡せる。町をひと回りしても約１時間。本の町としても知られ多くの古本屋がある。

アウドレケム（Oude-Rekem）
ブリュッセルから東へ110km、ハッセルトから37km、マーストリヒトから10km
かつてベルギー・フランダースで最も美しい村にも選ばれたことのある村。フランダース地方東部にある。ローマ時代の古都トングレンとオランダのナイメーヘンを結ぶ街道沿いの町として古い歴史を持っている。バロック様式の教会が改装された教会博物館、アスプレモント・リンデン城、古い農場の納屋や家屋、薬局博物館など歴史的建造物に溢れている。

ガースベーク城周辺及びレニック（Kasteel Gaasbeek, Lennik）
ブリュッセルから南西へ18km
16世紀の画家ブリューゲルが愛したフランダースの原風景が広がる。中でもレニックにあるガースベーク城からの眺めは美しく、四季折々の景色が楽しめる。ブリューゲルが描いた風景や建物が残っており、彼が描いた場所をたどるルートはブリューゲル街道と名付けられている。またガースベーク城から約5kmのオンズ・リフ・フラウ・オムベークは最も美しい村に選ばれた村。

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Photo 1: North Sea Route: Lissewege town © Laurent Thiebaut
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Photo 2: The Bruge to Damme canal, Belguim © Nige Green
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Photo 3: Domaine de Gaasbeek © Eric Michiels
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