- 2024.09.19
オーストリアの都市ザルツブルクでは、1906年から続く「シュランネ」と呼ばれる朝市が毎週木曜日の朝5時から午後1時までミラベル宮殿向かいのザンクト・アンドレー教会を囲む広場で開催される。朝市のコンセプトは「食べ物の大切さ」で、地元の農家や新鮮な食材を買い求める人々で賑わっている。
職人手作りのチーズやソーセージ、パンや菓子、切り花、素朴な籠細工、皮革製品、伝統工芸品などの品々で埋め尽くされているシュランネはとても人気で規模も大きく、出店している約190店の多くは10年前から出店予約をしていることで知られている。朝市は朝5時から開いているが、お昼近くになると品切れで店終いしてしまう店もあるので木曜日は早起きして伝統的なペストリーやブフテルンを味わいながら朝市を楽しもう。午後にはザルツブルク旧市街地の散策を楽しむ時間がたっぷりある。
ザルツブルクは、旧市街と歴史的建造物が「ザルツブルク市街の歴史地区」として1996年にユネスコ世界遺産に登録されている。ちなみに、ザルツブルクは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1756年に生まれてから25歳まで住んでいた町として、クラシック音楽を愛する人にとって巡礼地とも言われている。
ザルツブルクには、市内の博物館や観光スポット、公共機関の運賃が無料になり、コンサートや市内観光ツアーの割引などもあるお得なザルツブルクカードというものがある。24時間、48時間、72時間の大人用と子供用のカード種類があり、ホテルの受付、観光インフォメーションセンター、ザルツブルク空港のライゼベルセなどで販売されている。詳しくはこちら。
シュランネ(Schrannenplatz)
開催日: 毎週木曜日 午前5時〜午後1時
開催地: ザルツブルク ミラベル宮殿向かいのザンクト・アンドレー教会を取り囲む広場
URL: http://www.salzburgerschranne.at(ドイツ語)
※ 木曜日が祝日の場合は水曜日に開催。両日祝日の場合は火曜日に開催。
(情報提供:Austrian National Tourist Office, Tourismus Salzburg GmbH)