- 2024.10.07
スリランカ中央部に位置するミンネリヤ国立公園では、8 月から10月初旬にかけた乾期、国立公園内に生息する野生の象が水や草を求めて大群で集まる「エレファント・ギャザリング」が有名だ。
この時期、ミンネリヤ国立公園一帯は乾季のため、国立公園内の豊かな生態系を支えるミンネリヤ国立公園の湖の水かさも減少する。日中は日差しが強く暑いため、象は公園内の林の中で休息するが、比較的涼しい朝方や夕暮れ時になると、水や草を求め、どこからともなく象の群れが水辺に集まってくる。多いときには300頭以上の象の群れに出会えることもある。
立派な牙を持つオスの象や、母親にしっかりと寄り添う子象など、目の前で数十頭の象がのんびりと草を食べたり、水浴びをしたりする姿は迫力満点。ナショナルジオグラフィック誌も世界におけるアニマル・スペクタクルのひとつと謳っている。
この壮観な光景に出合えるのも1 年の内で乾期のおよそ2ヶ月間だけだ。スリランカの奇跡「エレファント・ギャザリング」を体験してみたい。
情報提供: スリランカ政府観光局