- 2020.05.03
春から初夏にかけて、ブリスベンからシドニー、南はメルボルン辺りまでの東海岸地区を紫色に染めるジャカランダの花。ちょうど桜前線のような感じで、9月~11月下旬にかけて徐々に南下し、あたり一面が紫色に染まる幻想的で美しい風景を楽しむことができます。
そのジャカランダが、シドニー近郊でそろそろ満開を迎えています!
ジャカランダは、亜熱帯地区に自生する樹木で、大きな木に紫色の花がこぼれんばかりに咲く様子は、本当に美しく、思わず見とれてしまうほど。シドニー近郊では、11月いっぱいくらいまで見ることができます。
ジャカランダは、満開になった様子ももちろん美しいのですが、花が終わりに近づいて、散り始めた花で地面が紫色に染まる様子も、また見事! 散ってからも、私たちの目を楽しませてくれます。
■町全体が紫色に染まる、ジャカランダ祭
ニューサウスウェールズ州北部には、街路樹のほとんどがジャカランダになっていて、開花シーズンになると、町全体が紫色に染まる町があります。その町の名は、グラフトン。
グラフトンは、ジャカランダが通りに面してずらりと並ぶ『ジャカランダ通り』が有名で、毎年、開花シーズンの10~11月にかけて『ジャカランダ祭』を開催しています。今年は先週末から始まり、来月の3日まで続く予定です。
ジャカランダ祭開催中は、ジャカランダの紫色にちなんで、住民たちの服装や町の至る所が紫色の装いに変わります。そして、満開を迎えたジャカランダの紫が町を埋め尽くし、まさにパープルタウンに!ジャカランダが咲く季節に、ぜひ行ってみたい町のひとつです。
▼第79回 グラフトン・ジャカランダ祭 2013年10月19日~11月3日
※対象期間には、シドニー近郊で見られる期間を設定しています。例年11月末くらいまでは見られますが、自然のことですので、あくまでも目安としてご利用ください。