- 2016.12.06
先端の近代建築と、とめどなく進化し続ける音楽シーンに恵まれながら、プレンツラウアー・ベルク地区ほど高級化の進んでいない場所といえば? ドイツの最新事情に詳しい人ならおわかりでしょう。答はもちろん、ハンブルク! ベルリンより観光客も少ないし、港のある街ならではの情緒もたっぷり・・・。 ハンブルク市内で、近頃一番注目を集めているエリアといえば、港のあるハーフェンシティ(HafenCity)地区。ルービックキューブのような建物や、自然界のフォルムを模した建築が混ざり合う街並に、海風が優しく吹き込むこの辺りに来たら、マルコポーロ・タワーと、隣に並んだ透明な外壁が目印となったユニリーバ本社ビルはお見逃しなく。そこからのんびり水辺を歩いていると、現在まだ建設中のコンサートホール「エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie)」が見えてくるはず。レンガと青いガラスのこの建物は、青山のPradaやロンドンのTate Modernをデザインしたヘルツォーク&ド・ムーロン社が手がける一大プロジェクトとあって、オープンの延期が続く中、期待をかけるホテリエたちは早くもエリアに進出し始めています。エルベ川を上った先にあるラグジュアリーホテル「ルイス・C・ヤコブ(Louis C. Jacob)」は、わざわざハーフェンシティに、エレガントなブラッセリー&ワインバー「カールス・アン・デア・エルプフィルハーモニー(Carls an der Elbphilharmonie)」をオープン。また、市内中心地にあるホテル「イースト(East)」が生んだ系列レストラン「コースト・バイ・イースト(Coast by East)」は、一方にはガーデンウォール、一方に穏やかな港を臨むシーフードレストランです。ドイツではお馴染みのホテルグループ、25Hoursにいたっては、早くもハンブルク市内2軒目となる物件を、やはりここに開設。大きな金属タンクやドックが並ぶ港の倉庫街らしい風景を背にした「25アワーズ・ハーフェンシティ」は、船のキャビンをイメージした客室や、アシカのポートレート画、船舶コンテナを再利用したサウナなど、海洋をテーマにした要素をセンス良く取り入れたデザイン。まさにハーフェンシティの要素を凝縮したようなホテルです。 続きは【Tablet Magazine】で。